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2025.02.14

「eスポーツ」言葉の認知率は9割ぐらいだけど… ハルメクが50代以上女性に聞いたeスポーツの実態調査の結果を公開

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 ハルメクホールディングスの社内シンクタンク「ハルメク 生きかた上手研究所」は2月12日に、50~86歳の女性を対象に実施した、ウェブアンケート「eスポーツに関する意識と実態調査」の結果を発表した。同調査は2024年12月12日~15日の期間に行われ、398名から回答を得ている。

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50代以上の女性のデジタルゲーム経験率は4割超で
2年前よりも9.4ポイントアップも、
オンラインゲームの経験率は5.5%に留まる


 調査対象者に、対面型・紙・ボードを使うことなく、デジタル機器で行うデジタルゲームの経験があるかを尋ねたところ、経験率は2023年に実施された調査結果(32.3%)と比較して9.4ポイント増の41.7%だった。一方で、オンラインゲームの経験率は5.5%に留まっている。

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デジタルゲームの経験率、50代後半~70代前半での増加が顕著に


 デジタルゲームの経験率を年齢層別でみると、とりわけ50代後半~70代前半における経験率の増加が顕著で、調査対象者からは「最近は若い人だけでなく幅広い年齢層になってきている。楽しくできるし、よいと思う」「体力がなくても気軽に楽しめる」といった、前向きな意見が多く寄せられた。

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デジタルゲームを選ぶ基準、
「とっつきやすさ」や「脳トレ要素」が上位に


 デジタルゲームを選ぶ基準を尋ねた質問(複数回答)では、暇つぶし・簡単・単純といった「とっつきやすさ」と、頭や脳に良さそうという「脳トレ要素」が上位を占めている。一方、「昔やったことがある」「周囲でやっている人が多い」といった、経験の有無や経験者の有無は選択基準とはなりにくいことがわかった。

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「eスポーツ」という言葉の認知率は9割に達するも、
視聴経験や実際のプレー経験率は低い水準に留まる


 「eスポーツ」という言葉を知っているかを尋ねたところ、認知率は91.5%に達している。しかしながら、eスポーツのテレビやネットでの視聴経験は17.3%、実際のプレー経験は1.8%に留まった。

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70代の女性はeスポーツのプレーへの関心が高いことが明らかに


 eスポーツのプレー、または視聴への関心度は47.7%に達しており、年齢別ではプレーへの関心は70代が高く、視聴への関心は70代に加えて60代も高い。一方で、50代はプレー・視聴とも関心が低く、とりわけ50~54歳では「どちらにも関心がない」層が70.8%と他を大きく引き離して多かった。

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eスポーツのプレー/視聴に関心がある理由、
脳トレやストレス発散、コミュニケーションが上位を占める


 eスポーツのプレーまたは視聴のどちらかに「関心がある」と答えた人(190名)に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「脳によさそうだから」がもっとも多く、以下「ストレス発散になりそうだから」「人と交わりながら遊べるから」が続いている。通常のデジタルゲームを選ぶ際の基準で1位だった「暇つぶしに適しているから(暇つぶしによさそうだから)」は、ここでは12位に留まった。

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eスポーツのプレー/視聴のどちらにも関心がない理由、
「目に悪そうだから」「面白そうと思えない」「時間の無駄」が上位に


 eスポーツのプレーまたは視聴のどちらかにも「関心がない」と答えた人(208名)に、その理由を尋ねたところ(複数回答)、「目に悪そうだから」「面白そうと思えない」「時間の無駄」が上位を占めたほか、「ゲームをする機器がない・家にそのような環境がないから」「お金がかかりそうだから」といった意見も多く寄せられている。一方で、「難しそう」「若い人がやるものだから」といった意見はそこまで上位にはランクインしなかった。

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eスポーツに共感できる要素は
「年齢、性別、人種、障がい等、多くの垣根を超えて、
平等に楽しく競い合う」などが上位に


 シニアeスポーツ協会が提言している、以下のeスポーツに関する説明文を読んだ後に、特に共感を得た言葉・フレーズを尋ねた質問(複数回答)では、「年齢、性別、人種、障がい等、多くの垣根を超えて、平等に楽しく競い合う」「認知症予防」「バリアフリーなスポーツ」を挙げる回答が多く寄せられている。

(シニアeスポーツ協会が提言するeスポーツに関する説明文)
eスポーツは、バリアフリーなスポーツです。年齢、性別、人種、障がい等、多くの垣根を超えて、平等に楽しく競い合うことができます。このeスポーツは、競技としての側面もありながら、娯楽、エンターテインメント、コミュニケーションツール、健康増進、認知症予防等、様々な可能性を秘めております。
私たちシニアeスポーツ協会は、このeスポーツの可能性を最大限に活用しながら、シニア世代の健康と幸福を追求することを使命とし、常に最新の医学研究やノウハウを取り入れたプログラムやプラットフォームを提供してまいります。

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eスポーツについて説明されることで、認知予防、バリアフリー、
世代を超えて楽しめるといったよいイメージに変わった人も


 eスポーツのイメージを、eスポーツについての説明を受ける前と受けた後に、それぞれ自由に答えてもらったところ、説明を受ける前では、若者向け、難しそう、暗いといったマイナーイメージと、脳トレ、コミュニケーション、現代的といったよいイメージとに両極化した。一方、説明を受けた後では認知予防、バリアフリー、世代を超えて楽しめるといった意見がみられるようになっている。

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外部リンク

ハルメクホールディングス
https://www.halmek-holdings.co.jp/

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