大会レポート

2021.11.03

ユニバーサルデザインのeスポーツ大会! 岩手電力と北良が開催

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 岩手電力と北良は、視線入力によるeスポーツ大会「いわて電力EyeMoTグランプリ全国大会2021」を11月3日に開催します。重度心身障がい児・者が意思伝達の可能性をさらに伸ばし、社会とつながる機会を広げていくことを目的とした大会です。開催には、視線入力ソフトである「EyeMoT(アイモット)」開発者の島根大学総合理工学部 ヒューマンインタフェース研究室助教の伊藤史人氏が強力しています。また、同大会は、岩手電力が取り組む社会貢献プラン「医療的ケア児支援プラン」の活動の一環として行われます。

「いわて電力EyeMoTグランプリ全国大会2021」


 「いわて電力EyeMoTグランプリ全国大会2021」では、EyeMoT 3DX「対戦ぬりえ」を使用し、ネットワーク対戦によるトーナメント戦を実施。視線入力により、対戦相手とキャンパスを塗り合います。塗った量(面積)が多い方が勝ちで、60秒の対戦を3回行い、先に2勝したほうが勝者。カテゴリーは、イージーとハードに分けており、イージーは重度重複障がいの人を、ハードはSMA1型・一部の筋ジストロフィーや肢体不自由の人を想定しています。

 大会で活用する「EyeMoT」は、肢体不自由の重度心身障がい児・者が、目でPCを操作する視線入力装置を使い、ゲームを通じてトレーニングを行う視線入力訓練ソフトウェア。これまで、声や手足によるスイッチ操作で意思を伝えることが難しかった重症児・者が視線により画像の認識や文字の入力などで意思を伝えたり、表計算ソフトや動画作成などの操作が可能になるなど、社会参加に大きな可能性を広げる技術として注目されています。

 開催日時は、11月3日13時30分から15時30分まで。当日はYouTubeライブでの配信を予定しています。

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