大会レポート
2023.12.19
宇都宮で8000人規模のeスポーツイベント! DJ FOYやyunocyも参加した「とちぎeスポーツフェスタ」レポート
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とちぎeスポーツ地域活性化実行委員会は12月17日、栃木・宇都宮のライトキューブで「とちぎeスポーツフェスタ」を開催しました。当日は早朝から100ほどが入場待機列に並んだほか、決勝大会は500席の会場で立ち見が出るほど大盛況。約8000人が集まりました。

スペシャルリポーターはトンピ?さん、荒木美鈴さん。公式キャスターはふり~ださんが務めます。また、スペシャルゲストとして、DJ FOYさん、yunocyさん、西村歩乃果さん、RaMuさん、marinさんなど、豪華なメンバーが登壇しました。
オープニングでは栃木県の福田富一県知事が、「栃木県150年の節目に、初めてのeスポーツの大きなイベントを開催することができました。今日は日本一を決める戦いです。選手の皆さまには日頃の成果を出してもらいたいです。大会だけでなく、セミナーや体験会、フードフェスタなども実施しています。eスポーツを楽しみながら、栃木の美味しい食と観光を楽しんでいただきたいです」とあいさつしました。

VALORANT とちぎ杯 女性部門 決勝
プログラムは盛りだくさん。大ホール東では、10~11月に行われた予選を勝ち上がったチームによる決勝大会が行われました。最初のプログラムは女性部門の決勝。全16チームのうち、「レア度★★★★★(マックス)」と「SCARZ GC」の2チームが勝ち上がりました。
マップはスプリット。レア度★★★★★が防衛側でスタートしました。実力は拮抗していますが、レア度★★★★★は頻繁に声をかけあうことで密な連携を図ります。SCARZ GCも声掛けは行いますがマップ自体が若干、防衛側有利ということもあり、9対3で攻守交替。ここから一気に「SCARZ GC」が巻き返し、1ラウンドも落とすことなく9対9に追いつき、さらには1、2ラウンドリードします。

SCARZ GCはコールの声が大きく、多くなり、逆にレア度★★★★★は少なくなってきました。マッチポイントまであと1ラウンドのところでレア度★★★★★が勝利し10対11。勢いを得たのか、声掛けも大きくなり11対11と盛り返します。マッチポイントをかけた運命の23ラウンド、ここでレア度★★★★★がmaripo選手を残して1v3まで追い詰められます。このまま決着かと思われましたが、maripo選手が続けて3人を下し、一人で相手全員を撃破する「ACE」を獲得。この勢いのまま13ラウンドを先取し、見事優勝に輝きました。

maripo選手
優勝インタビューでmaripo選手は、「救ってくれた」とのチームメンバーからのメッセージに対し「救えてよかったです。すごく楽しかったです」と応えました。

VALORANT とちぎ杯 一般部門 決勝
一般部門は「TOO MUCH」と「BC SWELL」の戦いです。予選ではTOO MUCHが勝利した対戦カードで、BC SWELLのリベンジとなるかが注目です。前半はTOO MUCHが防衛。8対4での交代となります。試合が動き始めたのは交代直後、BC SWELLが、味方が誰も倒れず相手全員を撃破するパーフェクトを達成。その後も順調に差を縮め、8対8に追いつき、8対10と追い越しました。
8ラウンド連続で落としたTOO MUCHですが、19ラウンドで辛くも勝利。資金を確保して20ラウンドに挑みますが、再びBC SWELLが取り返します。そのままBC SWELLのマッチポイント。TOO MUCHは12対10まで耐えますが、BC SWELLが押し切り、見事、逆転優勝に輝きました。
優勝したBC SWELLは、「勝ててうれしかったです。練習した成果を出すことができました。点差が出てもあきらめずに戦って勝てたのでよかったです」とコメントしました。

大会後は、女性部門の優勝チーム「レア度★★★★★」や一般部門優勝の「BC SWELL」とゲストを交えたエキシビジョンマッチを実施。yunocyさんやDJ FOYさんらが参加し、こちらも大いに盛り上がりました。
地域活性化に向けさまざまな取り組み
決勝大会のほか、大ホールの西にはゲームコスプレコンテストやeスポーツ体験ブースが設置されていました。こちらも立ち見がでるほどの大盛況です。

コスプレコンテストでは、参加者がキャラクターへの愛と工夫を盛り込んだ衣裳でランウェイを歩き、そのままステージ上でこだわりのポイントをインタビュー。審査委員の評価をもとに優秀賞と特別賞、最優秀賞を決定。最優秀賞に輝いたのは、夫婦で参加したミュウツーのコスプレ。身長も忠実に再現し、注目を集めていました。

体験ブースでは、だれでも太鼓の達人やストリートファイター6、ぷよぷよを体験することができました。TBC学院の生徒がスタッフとして各ブースに立ち、参加者の誘導やサポートを行っていました。

とちぎeスポーツ地域活性化実行委員会の会長を務める野原恵美子氏は、「この機会にeスポーツを知っていただき、地域活性化につなげていきたいと考え開催しました。そのためにはこれから社会で活躍する若い方にも来ていただきたかったので、今日はたくさん来ていただけてよかったです。若い方だけでなく、保護者の方や高齢の方もいらっしゃるので、eスポーツをきっかけに、栃木県のことも知っていただければ幸いです」とコメントしました。
今回のイベントは、会場が宇都宮駅から直結という立地の良さや、著名なインフルエンサーが参加・声掛けしたことなどにより、来場者数8000人という大規模なイベントになりました。どの試合も立ち見が出るほどで、ルールが分からない観客も周囲の盛り上がりを見ながら一緒に拍手をしたり、逆転の場面には「おお!」と声を上げたりと、初心者がeスポーツを知るきっかけになっていました。

また、コスプレイベントには、宇都宮を中心に活動するミヤコスというコミュニティが運営に協力しており、展示ブースでは宇都宮を中心に栃木県内のロケーションやイベントを紹介。体験ブースや会場への誘導では学生がスタッフを務めるなど、栃木の紹介や次世代の育成にも力を入れており、地域活性化を図っていました。

目標だった2000人の来場者数を大きく上回り、概ねスムーズに進行した一方で、マイクが混線してしまい音声が途切れてしまう、コスプレコンテストとゲーム体験ブースの音声が被ってしまう、多数の立ち見が出るなどの運営面の課題も明らかになりました。「とちぎeスポーツフェスタ」は3カ年計画で、来年、再来年と続いていく予定。実際にイベントを開催したことで明らかになった課題を洗い出し、次回、さらに進化した同イベントがどれほどのイベントになるのか、今から注目を集めています。



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