大会レポート

2024.10.16

プロレス×eスポーツ!? 「横浜eスポーツ大会 戦参~SENZAN~2024」来場者インタビュー

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 8月30日から9月1日にかけて、横浜市役所1Fアトリウムでeスポーツ大会「戦参~SENZAN~ 2024」が開催されました。23年に続き2回目の開催となった今回の採用タイトルは『ぷよぷよeスポーツ』、『ギルティギア』、『グランブルーファンタジー ヴァーサス』の三つです。

 なかでも『ぷよぷよeスポーツ』では、一般部門などのほかに、企業対抗戦も実施され、大きな盛り上がりを見せました。今回は、現地で熱気溢れる大会を見守った来場者の声をお届けします!

(取材・文/小川 翔太 編集/松永 華佳)

横浜で開催された「戦参~SENZAN~ 2024」

来場者にインタビュー

 開催日は夏休み期間ということもあり、子どもと一緒に家族で来場した観客が大勢いました! 試合の合間に来場していた家族に取材しました。

ゲームイベントかと思いきやまさかのプロレス!?

──本日の目的を教えてください。

Aさん 通りかかった際にイベントを見かけて、少し見た後に用事で抜けたのですが、ゲーム好きの子どもが見たいというので戻ってきたら、プロレスをやっていたという次第です(笑)。

──本日のイベントの感想を教えてください。

Aさん 子どもは『ぷよぷよ』は知っていましたが、実際にプレーしているところを見るのは今回が初めてです。普段は『スーパーマリオブラザーズ』など、一人で遊ぶゲームをすることが多いです。

 私はゲームをしませんが、主人がゲーマーで、子どももその影響で始めました。『ぷよぷよ』にも興味があるようですが、特に『スマブラ』が好きみたいです。もし将来プロゲーマーになりたいと言ったら、その時は応援するつもりです。

プロレス目当てで家族で来場

──本日の目的を教えてください。

Bさん 元々プロレスが好きで、ネットでイベントを知り、来てみました。

──本日のイベントの感想を教えてください。

Bさん 『ぷよぷよ』は昔、スーパーファミコンで遊んだことがあります。自分ではあまりゲームをしませんが、YouTubeで『ぷよぷよテトリス』の対戦動画を観ることはあります。

 他には、子どもが『フォートナイト』や『スプラトゥーン』シリーズをプレーしているので、どんなゲームかは一応チェックしています。

次のサンタさんからのプレゼントは『ぷよぷよ』?

──本日の目的を教えてください。

Cさん 通りすがりで立ち寄りました。『ぷよぷよ』含め子どもたちにはゲームで遊ばせていないのですが、やりたがってはいます。

──本日のイベントの感想を教えてください。

Cさん 友達の家で『スイカゲーム』をやったことがあり、それで『ぷよぷよ』にも興味を示したようです。(もし欲しいと言われたら)サンタさんに買ってもらおうかな。

Dさん 今すぐ買ってほしい! 暗算コンクールで勝ったら絶対買って!

Cさん ママと相談だね(笑)。eスポーツの大会を実際に見るのは初めてで、あまりルールはわかりませんでしたが、上手なプレイヤーの試合を観て、強いなと感じました。

フラッと立ち寄ったら試合に見入ってしまった

──本日の目的を教えてください。

Eさん 学校の帰りに通りかかったらリングが見えて、何かやっているのかなと思って寄ってみました。『ぷよぷよ』は知っていたので、ちょっと試合を見るつもりが思いのほかハマってしまい、帰れなくなってしまいました(笑)。

──本日のイベントの感想を教えてください。

Eさん 『ぷよぷよ』は若い頃に遊んでいましたが、子どもはあまりパズルゲームをしたことがありません。大会を観るのも今回が初めてです。

Fさん 普段は『星のカービィ』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』などを楽しんでいますが、『ぷよぷよ』がとても面白そうで、やってみたくなりました。

Eさん 企業対抗戦では、各チームが異なる戦略で挑んでいて、とても興味深かったです。特に先ほどのSENZANさんの試合で連鎖を狙うプレーを見て、平坦に積んでいた自分のやり方とは全然違うことに驚きました。

 ゲームごとに戦略があり、『ぷよぷよ』の奥深さに改めて気づきました。

イベントの様子をフォトレポートでお届け!

当日は観客も多く集まった


 観客席には家族連れだけでなく、大人の観客も多く見られ、『ぷよぷよ』が世代を超えて愛されていることを改めて感じました。

異彩を放っていた横浜市立S中学校チーム


 今回の企業・学校対抗戦では、数々の大手企業チームが参加し、大人たちが技術と戦略を駆使してしのぎを削る中、横浜市立S中学校チームが異彩を放ちました。

先陣を切ったテンビソ選手
開始20秒後にはすでにこんなに大量に積んである状態


 準決勝、日本電気との試合で先鋒として登場したのはテンビソ選手。対戦相手も上級者で、ほぼ下ボタンを押しっぱなしの状態で、とにかくスピーディーに定番の「GTR」(※1)の形を積み上げていきました。スピードとテクニックが拮抗する中、ちーさん選手の巧妙な駆け引きが一歩リードし、惜しくもテンビソ選手は初戦で敗北しました。

※1 初心者からトッププレイヤーまで使用する『ぷよぷよ』の定番の型

中堅のRIC選手


 次に登場したのは中堅のRIC選手。勝ち抜き戦なので、テンビソ選手を破ったわいる選手との対戦です。ついこの間まで小学生だったRIC選手は、多くの観客が見守る中、冷静に戦況を見極め、圧巻のプレーを披露。なんと、試合開始からわずか30秒で、ちーさん選手をオーバーキルするという驚異的な勝利を収めました。RIC選手は、大連鎖を得意とする実力者で、10連鎖は当たり前、15連鎖も軽々と積み上げるほどの腕前です。

圧倒的な勝利を収めたRIC選手(写真手前)


 RIC選手のプレイングを踏まえ、対戦相手のちーさん選手が序盤から小連鎖で攻めたものの、RIC選手はその動きまでもしっかりと見抜き、連鎖を崩されることなく勝利を掴みました。

大将のぷにちゃん選手


 そして、大将として満を持して登場したのは、昨年の一般参加(無差別級)で初代チャンピオンに輝いたぷにちゃん選手。ちなみに、ぷにちゃん選手とRIC選手は、同じ中学校に通う同級生同士だそうです。

レベルの高い戦いに


 ぷにちゃん選手は、連鎖のスピードとアグレッシブなプレースタイルに定評があります。今回の試合でも見事な9連鎖を決め、バンホーテンココア選手を打ち破りました。

 最終戦では、わいる選手の連鎖の嵐に惜しくも敗れ、決勝進出を逃しましたが、横浜市立S中学校チームは総合第3位という素晴らしい成績を収め、大会を大いに盛り上げました。

体験コーナーの様子


 eスポーツをより多くの人に知ってもらい、身近に感じてもらうために、試合の観戦だけでなく実際にeスポーツタイトルで遊べる体験コーナーも設置されていました。ここでは、幅広い年齢層の来場者が気軽に参加し、プロプレイヤー顔負けのプレーを楽しむ姿が多く見られました。


 特に印象的だったのは、体験コーナーで『ぷよぷよ』を楽しんだ子どもたちが、帰り際に「おうちでもやりたい!」と親御さんにねだっている姿があちこちで見られたことです。

 困った表情の親御さんが苦笑いしながら「どうしようかなぁ」と悩んでいる場面を何度も目にしました。


 こういった思わぬきっかけから、将来のプロeスポーツプレイヤーが生まれるかもしれませんね。

メインスポンサーのせんざんチーム


 メインの協賛である、せんざんの従業員さんもチームを組んで出場。キリンビールを倒して、ベスト8という成績をおさめました。

おまけ:まさかのプロレス!?


 『ぷよぷよ』のイベントに来たはずが、まさかのプロレスが開催。『ぷよぷよ』の熱気が冷めやらぬ中、プロレスの迫力あるパフォーマンスが繰り広げられ、予期せぬ展開に驚いた来場者も少なくありませんでした。

eスポーツマスクマン


 プロレス目当てで来場した家族連れや偶然通りかかった人たちも、思わず歓声をあげるほどの盛り上がりを見せました。


 会場に集まったお父さん方は『ぷよぷよ』よりも、プロレスの方に目を奪われていました。

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外部リンク

横浜eスポーツ大会 戦参~SENZAN~
https://senzan.jp/

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