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2023.10.31

ゲームにおける「ヌルゲー」とは?意味や使い方、注意点を解説!

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 ゲームをしていて、「ヌルゲー」という言葉を聞いたことがありませんか。意味はなんとなく知っているけど、どんなものが「ヌルゲー」なのか、俗に言う「クソゲー」とはどう違うのか、といった点はわかりにくいところです。

 そこで今回は、ヌルゲーという言葉をわかりやすく解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

ゲームにおける「ヌルゲー」とは

 まず、そもそもヌルゲーとはどんなものかを明確にしていきましょう。

 語源としては、「ぬるいゲーム」を略した言葉で、ゲーム全体の難易度が低い、攻略がしやすい場合などに用いられます。また、ゲーム全体ではある程度の難易度があっても、ボス戦など特定の部分だけにヌルゲーという言葉を使うこともあります。

 とはいえヌルゲーであるかどうかを明確に判別できる定義や基準があるわけではありません。ある人にとってはヌルゲーと感じるタイトルでも、別の人にとっては普通だったり、難易度が高いと感じたりすることもあるので、ヌルゲーかどうかは人の感じ方次第です。

ヌルゲーとクソゲーの違い

 混同しやすいのは「クソゲー」という言葉です。クソゲーとは面白くなかったり、システムが破綻していてプレーに堪えなかったりするゲームを指すもの。ヌルゲーは主に難易度などに対する評価なので、厳密にいうと違った意味になります。

 さらにそれぞれ否定的な意味合いで使われがちな言葉ですが、ヌルゲーは必ずしもそうではありません。例えば程よい難易度で心地良くプレイできたときに、「ヌルゲーなので気軽に楽しめた」といった評価を下す例もあります。

 また、「高難易度のゲームは攻略したときの達成感はあっても時間がかかるし疲れやすい」といった理由から、ヌルゲーを好んでプレイする人もいます。

 いずれにせよクソゲーかヌルゲーか、その判断は人によって異なります。同じゲームをプレイしても、人によっては「面白かった」と感じるかもしれませんし、「ヌルゲー」で「クソゲー」と感じてしまう人もいるかもしれません。

ヌルゲーと呼ばれるゲームの特徴

 ヌルゲーは明確な定義や基準が無い言葉ですが、比較的ヌルゲーと呼ばれやすくなる特徴はいくつか挙げられます。その一部を以下で紹介します。

純粋にゲームとしての難易度が低い

 まずは単純に難易度が低いときです。ゲーム全体の難易度が低く、努力や工夫をしなくても攻略できるゲームはヌルゲーと呼ばれがちです。

強力なアイテムが手に入りやすい

 非常に強力なアイテムがあってもヌルゲー認定されることがあります。ゲーム自体の難易度は低くなくても、特定のアイテムやキャラクターを手に入れることで無双状態になったりすると、結果的にヌルゲーになってしまうパターンです。

ストーリーなどの演出を見せるために意図的に簡単にしている

 そもそも難易度を求めているゲームではないので、結果的にヌルゲーになったというケースもあります。開発者がプレイヤーに対して試練を課すことを考えておらず、演出の上手さや迫力を前面に出すために攻略しやすくしているのです。そのような意図がユーザーにうまく伝われば、「ヌルゲーだけど演出が凄かった」、「進行がちょうどよいぬるさだったので、ストーリーを十分に楽しめた」といった具合に称賛される場合もあります。

ヌルゲーは日常生活でも使われる


 ヌルゲーという言葉はゲーム文化が発祥の言葉ですが、今ではゲームと関係ない日常生活でも使用されるほどになっています。

 例えば、「テスト勉強をあまりしてなかったけど、テストの内容がヌルゲーなので助かった」という具合です。

ヌルゲーという言葉を使うときの注意点

 しかしヌルゲーという言葉が一般化しているとはいえ、使い方には気をつけましょう。以下に具体的な注意点を記載します。

自分の上手さをひけらかすのに使わない方が良い

 ここまで書いてきたように、ヌルゲーはあくまで主観的な表現です。ゲームの難しさは人によって異なるので、不用意にヌルゲーという言葉を使うと、「自分のスキルを自慢したいだけの人」と受け取られる場合もあります。

 また、ヌルゲーという言葉には否定的な意味もあるので、好きなゲームに対して使われると面白くないと感じる人もいるはずです。例えば、仲良くなろうと考えて人にゲームの話をするときに、やたらとヌルゲーという言葉を使うと、「自分のすごさをアピールしてマウントを取りたいのかな?」と誤解されたり、「好きなゲームを否定された」と勘違いされたりするかもしれません。

 気心が知れた人と話すときには使っても良いかもしれませんが、ゲームの好みややり込み具合がわからない人といる時には、あまり積極的に使う言葉ではありません。

意見を伝える際はヌルゲーという言葉を使わず理由などを詳しく書く

 ヌルゲーのような主観的な言葉をゲームのアンケートなどで使ってしまうと、開発者側は具体的にどの箇所がぬるいのかわからなくなる、というケースも考えられます。

 もっと難易度が高い方が良いと思っているなら、その理由を明確に書き記すのが一番です。理由をしっかり書いておけば、ゲーム会社も今ある課題に気づくことができるので、結果的にお互いのプラスになるはず。仮にヌルゲーと書いただけの感想ばかりが届いてしまった場合、会社側は、どのようにゲームを軌道修正して良いかわからず、次回作が理不尽な難易度になってしまう可能性もあります。

 どんなことでもそうですが、主観的な表現だけになってしまえば、伝わるものも伝わりません。どうしてそう考えたのか、理由や原因などを他人にもわかりやすくなるよう、言葉にしてみましょう。

【まとめ】ヌルゲーと言うときはまずは相手や場面を考えよう!

 ヌルゲーはそもそもゲームをプレイする上で使われる言葉でしたが、近年ではゲームとは関係なく日常生活でも使用されるほど一般化しました。主観的な言葉なのでこちらの意図が聞き手に正確に伝わりにくいことが多く、使い方によっては「上から目線」と思われるリスクもあります。そのため、ヌルゲーという言葉はシーンや相手を考えて使うことをおすすめします。

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