任天堂は4月3日、新型家庭用ゲーム機「Nintendo Switch 2」を6月5日に発売すると発表した。メーカー希望小売価格は4万9980円。マイニンテンドーストアでは抽選販売、全国のゲーム取扱店やオンラインショップでは4月24日以降、準備が整い次第、順次予約または抽選の受付を開始する。

　なお、マイニンテンドーストアの抽選販売に応募するには、以下の条件をすべて満たしている必要がある。

・2025年2月28日時点で、Nintendo Switchソフトのプレー時間が50時間以上であること（体験版ソフト、無料ソフトは除く）

・応募時点で「Nintendo Switch Online」に累積1年以上の加入期間があり、応募時にも加入していること

　そのほかの応募受付の詳細は、4月4日午後以降にマイニンテンドーストアサイト内で案内する予定としている。

本体スペックは大幅進化

　Nintendo Switch 2の液晶ディスプレイは7.9インチ。本体の厚さはそのまま、Nintendo Switchと比較して画面サイズが約1.6倍になった。解像度はフルHD（1080p）対応で、ピクセル数は従来の約2倍。最大で表現できるフレームレートは120fpsで、VRR（可変リフレッシュレート）対応により安定してなめらかな動きを実現した。HDR出力にも対応し、明暗の差を細かく表現できるようになっている。本体ストレージは256GB備える。

　「Nintendo Switch 2 ドック」からテレビに接続すれば、最大4K出力が可能。4K出力時のフレームレートは最大60fpsで、フルHD出力の場合は最大120fpsに対応する。さらに低遅延モードやゲームモードといった「ALLM」にも対応。対応したテレビであればゲームに適した画面設定に自動で切り替わる。

　従来機種ではスライド式だった付属のコントローラー「Joy-Con」は、「Joy-Con 2」に進化。本体に内蔵されたマグネット式になりボタン一つで取り外し可能。側面のセンサー部分を下に向けてスライドすることで、新たにマウスのように操作することもできる。左右のスティックや「SL/SRボタン」は大きく、「L/Rボタン」は長くなった。新しく追加された「Cボタン」を押せば、すぐに新機能「ゲームチャット」を起動。Nintendo Switch 2本体上部に内蔵されているマイクでボイスチャットを楽しめる。

新作ソフトや22年ぶりの「カービィのエアライド」

　本体の発売と同時に、Nintendo Switch 2向け新作ソフトとしてシリーズ最新作「マリオカート ワールド」や、本体の解説やミニゲームを楽しめる「Nintendo Switch 2 のひみつ展」を同時に発売する。また、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド Nintendo Switch 2 Edition」、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム Nintendo Switch 2 Edition」など、より高精細でなめらかな映像になった既存タイトルも発売する。Nintendo Switchソフトもプレー可能だ。

　このほか、7月17日には3Dアクションゲーム「ドンキーコング バナンザ」、7月24日には「スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition ＋ ジャンボリーTV」、8月28日には「星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch 2 Edition ＋ スターリーワールド」、今夏には「Joy-Con 2」のマウス操作で遊ぶ、完全新作タイトル「Drag x Drive（ドラッグ アンド ドライブ）」、年内には「メトロイドプライム4 ビヨンド Nintendo Switch 2 Edition」や、ニンテンドー ゲームキューブ「カービィのエアライド」以来、22年ぶりの完全新作として「カービィのエアライダー」を発売するとしている。

　また、ダウンロード版 8980円、パッケージ版9980円の「マリオカート ワールド」を同梱した「Nintendo Switch 2 マリオカート ワールド セット」をメーカー希望小売価格5万3980円で発売する。個別で買うよりも約5000円お得だ。

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外部リンク

Nintendo Switch 2
https://www.nintendo.com/jp/switch2/index.html