解説
2021.07.22
eスポーツでチームを作るには? 世界の代表的なチームも紹介!
- 高校eスポーツ
- eスポーツチーム
現在世界的なブームとなっているeスポーツの人気の理由には、各国で結成されたプロeスポーツチームの存在があります。大規模なeスポーツ大会の様子を見てみると、出場している選手の多くがどこかのチームに所属していることがわかりますよね。
今回は、eスポーツにおけるチームの大切さと、世界的に活躍している有名プロeスポーツチームについて紹介します。プロゲーマーを目指す高校生が、第一歩としてアマチュアeスポーツチームを作る方法についても解説しているので、チーム活動に憧れを抱いている人はぜひ参考にしてくださいね。
eスポーツにおけるチームの大切さ
eスポーツにおいて、チームを組んで活動することにはとてもメリットがあります。プロゲーマーとして活躍するためには重要なものばかりなので、しっかり確認しておきましょう。
チームでの参加を前提としたタイトルがある
現在のeスポーツ業界は、個人戦ルールよりもチーム戦ルールのほうが大規模な大会が開かれる傾向にあります。特にバトルロイヤル・シューティングなどのジャンルではチームでの参加が前提となっていることが多く、これらのタイトルをメインに活動するのであればeスポーツチームへの所属は必須条件といえます。
チームでしか培えないスキルがある
チームワークの力やメンバーとのコミュニケーション能力は、チームを組んで活動することでしか培うことができません。将来、就職する際も求められる能力なので、eスポーツを通じて身につけられるといいですね。
切磋琢磨できる
eスポーツに限らず、物事に取り組むうえで、同じ目標に向かって切磋琢磨するメリットは大きいです。チームメイト同士で練習を重ねたり、情報交換をしたりすることはモチベーションの維持にもつながります。
高校生向け!eスポーツのチームの作り方
「eスポーツチーム」というと大会で活躍しているプロのイメージが強いかもしれませんが、高校生でもアマチュアとしてeスポーツチームを作ることができます。ここでは、特別な人脈がなくても気軽にチーム作成ができる方法を3つご紹介します。
同じタイトルが好きな人を探して声をかける
周りの友人に同じゲームタイトルが好きな人がいれば、声をかけてすぐにチームを作ることができるでしょう。SNSなどを利用してメンバーを募集することも可能ですが、未成年である高校生の方はトラブルに巻き込まれることがないよう、ネットマナーに十分に注意してください。
eスポーツ部があれば参加する
現在通っている学校にeスポーツ部があれば、入部することでチームに参加できます。自分で新たにチームを作ることも選択肢のひとつです。
以下の記事のように、高スペックなPCや周辺機器を導入し、eスポーツに力を入れて取り組める環境が整っている学校もありますよ。
eスポーツのチーム作成に特化したツールを活用する
eスポーツチームの活動を支援するサービスを利用すれば、より簡単にチームメンバーを募集できます。チーム作成のほか、作成したチーム内での交流、対戦相手チームの募集など幅広く活用できます。
代表的なeスポーツチーム
日本の代表的なeスポーツチーム
日本で設立されたeスポーツチームの中でも、成績優秀かつ知名度の高いチームを3つご紹介します。
DeToNator(デトネーター)
現在は『エーペックスレジェンズ(Apex Legends)』や『PUBG MOBILE』、『ヴァロラント(VALORANT)』などのシューティングゲームタイトルを中心に活動しており、Twitchでのゲーム生配信もメンバー各々が積極的に行っています。
2009年の設立から10年以上もの歴史があるチームで、2016年に開催された『オーバーウォッチ(Overwatch)』のアジア国際大会「ShimadaCup2016 #6」での優勝など世界的にも数々の好成績を残しています。
DetonatioN Gaming(デトネーション・ゲーミング)
『リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)』『PUBG』『スプラトゥーン2』『シャドウバース(Shadowverse)』など幅広いジャンルのタイトルで活動しています。League of Legendsの国内リーグ「LJL」では2014年ごろから現在に至るまで優勝・準優勝に輝き続け、国際大会でも日本代表チームとして優秀な成績を残しています。
Crazy Racoon(クレイジーラクーン)
『フォートナイト(FORTNITE)』『Apex Legends』『VALORANT』などのシューティングゲームタイトルを中心に活動しています。
現役中学生や高校生といった若年層の選手が多数所属しているのが特徴で、20代の選手が中心の他チームにも引けを取らない好成績を残しています。FORTNITEにてソロモードのキル数世界記録を樹立したRIZART選手をはじめ、メンバーそれぞれの個人成績も優秀です。
海外の代表的なeスポーツチーム
続いて、海外で設立され世界的に活躍し、日本でも知名度の高いeスポーツチームを3つご紹介します。
Cloud9(クラウドナイン)
2013年にアメリカで設立され、『FORTNITE』『League of Legends』『VALORANT』をはじめとする、幅広いジャンルのタイトルで活動しています。
2020年にはLeague of Legendsの北米1部リーグ「LCS 2020 Spring Split」で優勝し、その後新型コロナウィルス感染症の影響で中止となってしまったものの、国際大会への出場権も手にしました。Twitchのフォロワー数900万人超えの世界的プロゲーマー・Shroud選手がかつて所属していたことでも有名なチームです。
G2 Esports(ジーツー・イースポーツ)
2014年にドイツにて設立され、『League of Legends』や『レインボーシックスシージ(Tom Clancy's Rainbow Six Siege)』を中心に数々の大会で優勝などの好成績を残しているチームです。
2019年には、台湾で開催されたLeague of Legendsの国際大会「MSI 2019」で優勝し世界一となり、ヨーロッパを代表するeスポーツチームとして快進撃を続けています。
Fnatic(フナティック)
こちらはイギリス生まれで、設立は2004年と、eスポーツ界の中でも歴史があります。『League of Legends』や『Tom Clancy's Rainbow Six Siege』、『カウンターストライク:グローバルオフェンシブ(Counter-Strike: Global Offensive)』を中心に活動しています。
2020年に行われたTom Clancy's Rainbow Six Siegeの国際大会「Six Invitational 2020」にてベスト6となるなど、数々の大会で好成績を残すだけでなく、eスポーツに関連するさまざまな事業に進出しeスポーツ業界の発展に向けて尽力しています。
まとめ
eスポーツにおけるチームの重要性と、著名な国内eスポーツチーム・海外eスポーツチームについて解説しました。
プロチームへの加入を目指すのであれば、まずは身近な友人や募集したメンバーとともにアマチュアチームを結成し、チームプレイヤーとしてのスキルを磨くのが近道です。チームメンバーとともにeスポーツに打ち込んだ経験とそこで得られるスキルは、将来どのような道へ進むときにも役に立ちますよ。
■関連記事
おすすめ関連記事
新着記事
-
コラム
“学生×eスポーツで何か絡みたい社会人” 配信技研 取締役 アユハさん主催の交流イベント「ULPA(ウルパ)」 潜入レポート
2024.11.01
-
新製品
スナドラ8 Gen3 LV搭載 REDMAGIC 独自冷却システムと大容量バッテリーで長時間プレーも安心な12インチゲーミングタブレットをグローバル展開
2024.10.31
-
新製品
35ms低遅延モード・ハイブリッドANC搭載 finalがゲームからエンタメまでこれ一台なワイヤレスイヤホンをREBブランドから発売
2024.10.31
-
大会情報
岡山ではブランド牛を無料提供、徳島にかげっちさんのスト6対戦会が初進出などなど 直近開催のeスポーツ・ゲームイベント特集(10月5週版)
2024.10.31
高校eスポーツ探訪
-
2024.08.02
eスポーツが学校生活の活力に 立正大淞南eスポーツ部「GEEK JAM」 ランクイモータルのプロ志望も入部!? 部員インタビュー
-
仙台城南高等学校
2023.08.12
部活動を通じて磨かれた指導力、知識量、分析力 仙台城南高等学校eスポーツ部 後編
記事ランキング
-
1
サービス
2024.10.25
使うのはドライビングシミュレーター 大阪電通大 eスポーツ競技者の疲労緩和や環境改善サポートへ研究開始
-
2
大会情報
2024.10.29
Riot Games ONE 2024 オフラインイベント内容公開!DFM、ZETA、Fnatic、LEVIATANによるエキシビションなど3プログラム 先行チケット販売中
-
3
解説
2023.04.15
VALORANTの戦績トラッカー「Tracker.gg」、使い方を日本語で解説
-
4
解説
2021.09.28
FPSでよく使われる用語(スラング)一覧|意味や使い方を紹介!
-
5
eスポーツ団体
2024.10.28
鳥取・北栄町がeスポーツで地域活性化 企業版ふるさと納税活用で図書館にeスポーツ設備導入へ まずは高校生を中心とした活動展開を目指す