日本eスポーツ連合（JeSU）と横浜市は8月7日にオンラインで記者発表を行い、第2回「日本eスポーツアワード」を2025年1月15日にパシフィコ横浜で開催することを発表しました。今回は横浜市との共同開催となるとのことで、山中竹春・横浜市長の定例会見内で発表が行われました。

　記者発表には山中市長のほか、JeSUの会長を務めている早川英樹氏、人気eスポーツキャスターで第1回では「最優秀eスポーツキャスター賞」に輝いた岸大河氏の2人も登場。発表の中では、これまでの横浜市のeスポーツに関する活動やeスポーツ市場の近況、JeSUの概要が紹介されました。

　1月25日に東京国際フォーラムで開催された第1回「日本eスポーツアワード」には、13万以上のファン投票があったほか、Web上での視聴者数は30万人以上、配信の視聴回数は100万回以上と盛況でした。第2回では、市が横浜市民を1000人会場に招待するとしており、JeSUは来場者数3000人以上を目指すという目標を掲げました。

　開催会場はパシフィコ横浜の「国立大ホール」。公式サイトによると座席数は5000席超となっています。さらに開催に向けて街中をeスポーツアワードのフラッグで装飾する「シティドレッシング」を行うとアナウンス。開催の祝祭感を演出することで、eスポーツの機運を町全体で高めていくとのことです。

　ファン投票の開始は9月1日からで、10月中旬に中間発表、12月中旬にファイナリストを発表するスケジュールです。投票期間中はさまざまなPRイベントも実施します。部門賞のラインアップは以下の通り。

・年間最優秀eスポーツプレイヤー賞

・最優秀MOBAプレイヤー賞
・最優秀シューティングゲームプレイヤー賞
・最優秀格闘ゲームプレイヤー賞
・最優秀マインドゲームプレイヤー賞
・最優秀スポーツゲームプレイヤー賞
・最優秀eモータースポーツゲームプレイヤー賞
・最優秀ノンセクションゲームプレイヤー賞

・最優秀ストリーマー賞
・最優秀Vtuber賞
・最優秀eスポーツチーム賞
・最優秀eスポーツゲーム賞
・最優秀eスポーツキャスター賞
・最優秀eスポーツ大会賞
・ベストバウト賞
・Under18最優秀eスポーツプレイヤー賞
・eスポーツ功労賞

　横浜開催となった経緯は、市からの誘致を受けたためとのこと。早川氏は「第1回の終了後、さまざまな話を頂きましたが、横浜市の誘致の話は、より具体的だったため協力するに至りました」といきさつを語りました。

　そして、山中市長は「eスポーツを通して社会課題・行政課題の解決に結び付けていきたい。イベントを開催することで市外、市内からの来場者に横浜の街の魅力を実感してもらえれば」と述べています。まずは一般への認知を広めるためアワードを市内で開催し、今後も体験会などを開催することでeスポーツに気軽に触れられる機会を設けたいとも語りました。

　岸氏は「さまざまなジャンルで、たくさんの選手が世界中で活躍しています。そういった方々のすばらしさ、彼ら自身の努力をこのアワードの場で称賛できればうれしいです。私としてもキャスターとして称賛されるのは光栄なこと。日々、実況を通して選手の努力を言葉にしているつもりですので、今回もたくさんの方に来ていただければと思っています」とコメントしました。

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外部リンク

JeSU
https://jesu.or.jp/

横浜市
https://www.city.yokohama.lg.jp/