大会レポート
2023.04.10
計2万人が来場! 加藤純一さん主催「配信者ハイパーゲーム大会」レポート
- 大会/イベント
3月25・26日に幕張メッセ4?6ホールにて、加藤純一prezents「配信者ハイパーゲーム大会」が開催されました。ストリーマーの加藤純一氏がチェアマンとして大会を主催し、SHAKA氏、関優太氏、もこう氏、k4sen氏の4人がリーダーとなる4チーム対抗戦です。今回はDay2のみ取材に訪れ、Day1は配信で視聴していました。各リーダーは、大会開始前にドラフト会議にてチームメイトを選んでおり、そのメンバーと一緒にゲームをプレイしていきます。出演者の総数は40名を超え、まさにストリーマーの夢の祭典と言ったところです。

TEAM SHAKA(リーダーSHAKA)
渋谷ハル、トナカイト、こくじん、じゃすぱー、恭一郎、つわはす、柏木べるくら、はんじょう、yunocy
TEAM 関優太(リーダー関優太)
SPYGEA、DJふぉい、けんき、おにや、たいじ、あっさりしょこ、まさのり、Gero、RaMu
TEAM k4sen(リーダーk4sen)
布団ちゃん、VODKA、ゆふな、すもも、おおえのたかゆき、そらる、ゆゆうた、YamatoN、ちくのぼ
TEAM もこう(リーダーもこう)
ユリース、伊織もえ、天月、えなこ、かものはし、よしなま、蛇足、みゃこ、スタンミ、misaco
Day1は、『EA SPORTS FIFA23』『スーパーマリオメーカー2』『Apex Legends』の3タイトルで行われ、Day2は『マリオカート8デラックス』『ぷよぷよeスポーツ』『PUBG:BATTLEGROUNDS』『VALORANT』の4タイトルで争われます。
スポーツゲームあり、アクションゲームあり、シューティングゲームあり、レースゲームありと、さまざまなジャンルを取り扱っており、ドラフトでのチーム編成が勝敗のカギを握っています。その中でもシューティングゲームが3種類あり、配点も高いので、シューティングゲームのうまさが大きな戦力となりそうです。
Day1
Day1の目玉企画は『Apex Legends』。配信者ハイパーゲーム大会に参加する4チーム以外にオンラインハンターとして15チームが参加。さらにチェアマンの加藤純一氏とプロ選手であるRas選手も参戦し、最強のハンターとしてプレイヤーに立ちはだかります。オンラインハンターも有名ストリーマー揃いで、豪華さに拍車をかけていました。

Day1の結果は『EA SPORTS FIFA23』と『スーパーマリオメーカー2』で圧倒的な点数を稼ぎ、『Apex Legends』は3位ながらポイントはそこそこ稼いだTEAM 関優太が1位を獲得。優位な状態で2日目を迎えます。

Day2
Day2は『マリオカート8デラックス』で選抜メンバーとリーダー対決による対抗戦を実施。リーダーもこう氏の活躍により、TEAMもこうが1位を獲得します。

次の対戦は『PUBG:BATTLEGROUNDS』となるのですが、準備に30分かかるとのことで、もこう氏の企画により、『ぷよぷよeスポーツ』のプロ選手であるあめみやたいよう選手との勝負が行われました。先に15戦勝った方が勝利です。
もこう氏は負けたら即引退という自らを追い込むルールを持ち込み、プロ選手と対戦します。プロライセンスを返上したとは言え、もこう氏も元『ぷよぷよeスポーツ』のプロ選手。あめみやたいよう選手に勝てると踏んでの勝負と思われます。が、結果は15対10の大差でもこう氏の敗北となりました。試合後の会見で潔く、『ぷよぷよ』の引退を宣言しますが、対戦相手のあめみやたいよう選手から「(もこうさんは)師匠的な存在なので辞めてほしくない」という社交辞令にすぐさま呼応し、すぐさま「じゃあ、引退やめます」と引退宣言から5分も経たずに引退を撤回。まさに茶番劇の王道を行く展開に会場は沸いていました。


『PUBG:BATTLEGROUNDS』対戦では、10人1チームの全員参加で対戦となりました。試合は全2ラウンドで行われ、順位ポイントとキルポイントの合計で勝敗が決まります。ラウンド2ではチェアマンの加藤純一氏もハンターとして参戦。加藤純一氏を倒したら5ポイントのボーナスを得ることができます。その加藤純一氏ですが、TEAMもこうのユリース氏が落とし、見事5ポイントを獲得。しかし、ラウンド2で1位とキルポイント15を稼ぎ、ラウンド1でも12ポイントを稼いだTEAM SHAKAが総合ポイント37を稼ぎだし、2位のTEAM k4senに10ポイント以上差を付ける結果となりました。

最後は『VALORANT』による対戦。『VALORANT』は1対1のチーム戦となるので、4チームがそれぞれ1回戦を戦い、その勝者が決勝戦へとコマを進めます。1位50ポイント、2位30ポイントの獲得ができるので、一発逆転も可能となっています。ルールはBO1方式で行われ、13ラウンド先取した方が勝利。大会シーンで良く見られる12対12となった時点で2ラウンド差にするオーバータイムはなく、先に13ラウンド勝利した方が勝利となります。
対戦相手はDay1の成績により、TEAM もこう対TEAM k4sen、TEAM 関優太対TEMA SHAKAと決まりました。初戦はTEAM k4sen、TEAM SHAKAが勝利します。決勝戦はお互い一歩も譲らぬ展開で12対12までもつれ込みます。最後の1ラウンドをTEAM SHAKAが獲得し、見事優勝を果たしました。


優勝:TEAM SHAKA(147ポイント)
準優勝:TEAM k4sen(138ポイント)
3位:TEAM 関優太(125ポイント)
4位:TEAM もこう(123ポイント)
最後の『VALORANT』の20ポイント差が効き、TEAM SHAKAの逆転勝利となりました。TEAM SHAKAはDay1の『Apex Legends』こそ、結果が奮いませんでしたが、『PUBG:BATTLEGROUNDS』と『VALORANT』をキッチリおさえ、シューティングゲームでポイントを稼ぐドラフトが見事に刺さりました。
配信者ハイパーゲーム大会は、幕張メッセの4・5ホールを使い、1万オーバーの席を用意。2日間で総計2万2千人を超える来場者がありました。6ホールは物販、キッチンカーエリアとなっており、こちらも大人気。特にキッチンカーは6台用意し、それぞれにリーダーとチェアマンのコラボメニュー、オフィシャルドリンクを用意。どの時間に見にいっても長蛇の列ができており、15時過ぎにはすべてのメニューが売り切れるという人気っぷり。





いち配信者の冠がついたイベントでこれだけの規模ができるというのは、本当に驚愕のひと言です。もちろん多くの配信者の賛同、参加によってなりたっていますが、その配信者を集められたのは他ならぬ加藤純一氏の力と言えます。この規模での開催は芸能人でも難しいのではないでしょうか。ファンにしてみれば、普段は画面の向こうでしか見られない配信者の姿が間近で観られたのは、大変貴重で有意義だったと思います。
OPENREC.tvでの配信は同時接続20万人超を記録。Day1、Day2、Day1振り返り、配信者ハイパードラフト会議などは、アーカイブとして観られるので、見逃した人は是非。(ライター・岡安 学)


■関連記事
■外部リンク
配信者ハイパーゲーム大会
https://lp.openrec.tv/hyper-game-event/

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