大会レポート
2024.07.18
Pinya選手の特注アケコンも公開! 「鉄拳不忍杯 2024」来場者に聞くハマったきっかけ
- 大会/イベント
- 鉄拳
「esports Style UENO」主催の『鉄拳』オフライン大会「鉄拳不忍杯 2024」が7月6日に開催されました。「EVO Japan 2024」王者のchikurin選手(THY)をはじめ、Pinya選手(VARREL)、double選手(ZETA DIVISION)、Jona選手(CP)など有名プレイヤーも参戦しています。今回の現地取材では、来場者の声のほか、Pinya選手に自身の特注アケコンを解説してもらいました!
(取材・文/小川 翔太、松永 華佳)

来場者にインタビュー
会場は、東京・上野の不忍池からほど近い「esports Style UENO」。当日は、来場者の熱気があふれていました。そんななか、来場者に「鉄拳にハマったキッカケ」「鉄拳の魅力」「本日のイベントの感想」などを取材しました。

来場者に「鉄拳にハマったキッカケ」を聞いてみた
──『鉄拳』にハマったきっかけを教えてください。
Aさん 『鉄拳』にハマったのは、ゲームセンターで初めて勝利した時の興奮が忘れられないからです。負けず嫌いな性格もあり、のめり込むようになりました。
『鉄拳7』のころは、関東近辺の大会に月1回ぐらい出場していました。『鉄拳8』の大会は今日が初めてです。このコミュニティ自体が好きなので、知り合いと話すために参加しています。
──本日のイベントの感想を教えてください。
Aさん 久々の大会でしたが、会場の設備が充実していて驚きました。特にカメラの多さがすごい。モニターや演出も壮大で感動しました。
しばらくブランクがありましたが、『鉄拳8』でもコミュニティを広げていきたいです。実際に会って話せるのは、オフラインならではの楽しみです。
来場者に「鉄拳の魅力」を聞いてみた
──『鉄拳』の魅力を教えてください。
Bさん キャラが多く、一発一発の技が決まる快感がたまりません。元々は《パンダ》を使っていましたが、今は《アリサ・ボスコノビッチ》を使っています。荷物が多いのが嫌で1カ月前にアーケードコントローラーからゲームパッドに切り替え、それに合わせて使用キャラクターも変更しました。
小学4年生から始め、『鉄拳』歴は20年です。『鉄拳7』の大会で優勝したことで、現在の会社から依頼を受けて活動しています。好きなゲームで仕事ができるのは嬉しいですね。
──本日のイベントの感想を教えてください。
Bさん 大阪から来ました。今回の会場はアクセスが良くて参加しやすかったです。
初めて大会に出たのは10年前の『鉄拳7』の時で、人見知りだったので当初はハードルが高く感じましたが、今では大会に慣れ、今年はすでに5回出場しています。
大会では仲間と顔を合わせながらコミュニケーションを取れるのが好きです。今回新しい知り合いはできませんでしたが、以前からの知り合いと再会できて嬉しかったです。
来場者に「オフラインイベントの魅力」を聞いてみた
──オフラインイベントの魅力を教えてください。
Cさん 大会では勝ち負けの結果も大事ですが、負けても学びがあるので参加することに意味があると思います。会場での出会いも多く、オフラインのコミュニティが広がるのも魅力です。鉄拳のコミュニティはとても雰囲気が優しく、初心者でも楽しめる環境です。
──本日のイベントの感想を教えてください。
Cさん 緊張で思うようにプレーできず、他のプレイヤーの強さに圧倒されましたが、上手い人たちのプレーを見て学ぶことで、さらにモチベーションが上がりました。
試合前のPinya選手に特別インタビュー

──決勝トーナメントの直前に恐れ入りますが、まずお二人の関係についてうかがってもよろしいでしょうか。
Dさん(Pinya選手) 僕は10年くらい前、『鉄拳タッグトーナメント 2』ぐらいの時に始めたんですが、その時にゲームセンターで仲良くなって、今日久しぶりに会った友達同士なんです。
一緒にゲームセンターで対戦して、終わった後に反省会のような形で会話をしていくうちに仲良くなっていきました。
Eさん 『鉄拳7』の時は、Pinyaくんが池袋まで来てくれて、ゲーセンで一緒にやったよね。『鉄拳7』の途中からはオンライン対戦が流行り出して、僕もゲーセンに行く機会が減ってしまって、最近はあまり会えていなかったんですよ。
でも今日こうして久しぶりに会えたので、大会に参加してよかったです。
──鉄拳の魅力は何でしょうか。
Dさん(Pinya選手) 爽快感がやっぱり格ゲーの中で1番ですね。コンボの爽快感とか、技を食らったり、当てた時の気持ちよさは、どの格ゲーよりもあります。
Eさん 『鉄拳8』は逆転要素が増え、どのキャラも強いので、うまく使いこなせば勝てるチャンスがあります。初心者向けの大会もあるので、初めての人でも参加しやすいと思います。
大会で実績を残したら、もしかしたらスポンサーから声がかかったりとか、そういう夢が広がるのも楽しいですよね。
Dさん(Pinya選手) あ! この後、決勝トーナメントの試合があるので行ってきます!
Eさん Pinyaくん頑張ってね!
特別企画:プロゲーマー(Pinya選手)に特注アケコンを見せてもらった!
Pinya選手が試合を終えた後、自身の特注アケコンについて解説してくださいました。


Pinya選手曰く「自分は手が小さめなので、一般的なアケコンはボタンが押しにくい。このように小さなボタンであれば手を大きく広げたり動かさなくても、手を添えるだけで簡単に操作できる」とのことです。

ボタンの数が通常よりも多い10個になっているのは、ゲームシステムに合った技を柔軟にアサインするためです。
特注のレバー(ゴールデンレバー)が3万円、ボタンが1個1000円、ケースが7万円。内部の配線も自分で組んでいるというこだわりの愛機です。
会場の様子もフォトレポートでお届け!
多くの鉄拳ファンやプレイヤーが集まり、熱い戦いと交流が繰り広げられた一日でした。当日の様子を写真で振り返ります。
アマチュアプレイヤーがプロに挑む姿が見られるのも、こういったアットホームな大会ならではの魅力です。
『鉄拳8』に切り替わったことで、新たな戦略やプレイスタイルが開発されています。フリー対戦席でプレイヤー同士が技術を教え合う姿が印象的でした。
立ち見の参加者が戦いを食い入るように見つめる光景は、活気のあるゲームセンターのようでした。時々、大きな歓声が上がり、勝利の瞬間には一斉に拍手と歓声が沸き起こります。大型モニターに映し出される、プロ選手のハイレベルなプレーについて、熱く語り合う参加者たちの姿が印象的な大会でした。
(c)TEKKEN 8 & cBandai Namco Entertainment Inc.
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外部リンク
esports Style UENO公式サイト「鉄拳不忍杯 2024」
https://esports.au.com/event/detail/20240614.html

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