大会レポート

2024.10.24

選手の家族に聞く勝利の秘訣!「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2024 SAGA」ぷよぷよ関東予選小学生の部代表選手&親御さんインタビュー

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 9月22日、埼玉県のイオンレイクタウンkazeで「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2024 SAGA」ぷよぷよ部門 関東予選の小学生の部が開催されました。

 大会ランキング上位4名は、ブロック代表選手として12月14日、15日に佐賀県で開催される佐賀本大会(決勝大会)、「SAGA 2024 国スポ・全障スポ」文化プログラム「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2024 SAGA ぷよぷよ部門」に進出します。

「ぷよぷよ部門」関東ブロック小学生の部

 今回の現地取材では、見事に代表選手として本戦出場を決めた4人の小学生選手たちとその保護者にインタビューを行いました。

・やっつん選手
・いっちゃん選手
・Daigo1128選手
・ゆうき選手

 彼らは、勝利に向けて日々どのように準備してきたのかなど貴重な裏側をについてお話ししてくれました。そこからは、未来のスターを支える家族の意識、若きeスポーツプレイヤーたちの「ぷよぷよ」への思いが感じられました。

(取材・文/松永 華佳 編集/小川 翔太)

「関東ブロック」小学生の部代表選手&保護者にインタビュー

 小学生の部では、出場する選手たちを支える家族の姿が目立ち、試合の緊張感と共に、温かい応援の声が響いていました。

 小学生の部で関東ブロック代表となった小学生選手たちとそのご家族に、試合当日の気持ちや日頃意識していることを聞いてみました。

やっつん選手


──試合を終えての感想を教えてください。

やっつん選手 楽しかったです!試合中は、相手の動きを見ながら、自分のプレーを調整することを意識していました。

──ご両親は普段、選手をサポートする際に意識していることはありますか。

やっつん選手のお父さん 技術的な面である一定のレベルに達すると、ぷよぷよは心の戦いになると思っています。いかに自分のプレーを貫けるかが鍵なので、「冷静に普段通り頑張っていこう」といつも伝えています。

 普段は1日1時間未満の練習ですが、国体の2週間前から1日3~4時間の特訓を始めました。

 特訓としては、オンラインのレート戦に参加するなどして、色々な対戦相手とプレーしていました。今回の一般の部に出場されている大人のプレイヤーと対戦させていただいたこともありました。

 ただ、小学3年生なので、夜9時には寝るようにして、生活リズムを崩さないようにしています。親も協力して時間を捻出し、なんとか練習していました。

──将来についてどのように考えていますか。

やっつん選手のお父さん 人生は選択の連続なので、人の道を外しさえしなければ、自分で選んだ道を進んでほしいと思っています。「ぷよぷよ」を通して、努力は裏切らないということや、何かをやり切る経験を積んで欲しいです。

いっちゃん選手


──試合を終えての感想を教えてください。

いっちゃん選手 相手の動きを見ながら落ち着いてプレーできました。負けて悔しいですが、初めて本戦に出場できるので嬉しいです。本戦では、強い選手がたくさんいると思いますが、勝ち進めるように頑張りたいです!

──ご両親は普段、選手をサポートする際に意識していることはありますか

いっちゃん選手のお父さん 私も昔ぷよぷよをプレーしていたので、やり方は教えていますが、基本的には本人がやりたい時に自由にやらせています。本戦でも楽しんでプレーしてほしいです。

いっちゃん選手のお母さん 私はあまりルールは分からないので、とにかく時間制限を守らせることだけ気をつけています。ぷよぷよ以外にもサッカーやピアノ、英語の習い事があって忙しいので、基本は休日1時間と決めています。本戦に向けて、体調管理はしっかりサポートしたいです。

──将来についてどのように考えていますか。

いっちゃん選手のお母さん 色々なことに興味を持っているので、その中から本当にやりたいことを見つけてほしいです。

いっちゃん選手のお父さん サッカー選手やeスポーツ選手に興味があるようですが、プロとして生活していくのは現実的に難しいことも本人は理解しているようです。ただ、どんな職業でも、彼がやりたいことを見つけてくれたらと思います。

Daigo1128選手


──試合を終えての感想を教えてください。

Daigo1128選手 負けてしまって悔しかったです。でも、ミスらないように安全に行こうと思っていたことは実践できました。

──ご両親は普段、選手をサポートする際に意識していることはありますか。

Daigo1128選手のお父さん 練習は毎日30分ほどです。それ以上やると疲れてしまうので、本人が集中できる時間だけやらせています。親としてはもっと時間を増やしても問題ないとは思っていますが、基本的に本人のペースに任せています。

──将来についてどのように考えていますか。

Daigo1128選手 プロのぷよぷよ選手になりたいと思っていますが、普通に会社員にもなりたいです。

Daigo1128選手のお父さん 本人がやりたいことなら、どんな道に進んでもサポートしていきたいです。プロになりたいなら応援しますし、会社員でも構いません。とにかく、自分の好きなことに挑戦してほしいです。

ゆうき選手


──試合を終えての感想を教えてください。

ゆうき選手 最初はすごく緊張していて、その影響がプレーにも出たと思います。緊張すると、ぷよぷよの基本的なことが頭から抜けてしまって、普段できていることができなくなってしまうんです。でも、ベスト4に入って佐賀に行けることになり、本当に嬉しいです。

 次の国体では緊張せずに、自分のベストなプレーを全部出し切りたいです!

──ご両親は普段、選手をサポートする際に意識していることはありますか

ゆうき選手のお母さん 彼は無理して頑張りすぎるところがあるので、私はあまり根を詰めすぎないように見守っています。対戦競技でストレスも溜まりやすいと思うので、話を聞いてあげたり、一緒に趣味のジャグリングで遊んだりして、リフレッシュすることを心がけています。

 勝ち負けのある競技ではありますが、自分のベストを出し切って、笑顔で終わってくれることが一番だと思っています。

──お子さんの将来についてどのように考えていますか。

ゆうき選手のお母さん 息子は、プロになりたいと言っていますが、親としては視野を広げてほしいと思っているので、普段から色々な職業について話をしています。

 例えば、日常の生活の中で「あれもお仕事なんだね!」と声かけをしたり、様々な職業について知ってもらうように意識しています。ただ、最終的には自分のやりたいことを職にしてくれたら嬉しいです。

会場の様子をフォトレポートでお届け!

会場は埼玉県のイオンレイクタウンkaze1階の大広場
ショッピングモールの1階という好立地も手伝い超満員
イベントのために用意された
「ぷよぷよまんじゅう」(表情が異なる)
ゲーム体験コーナーでは、ぷよぷよを試遊できた
選手を見守るご家族たち、
選手より親御さんの方が緊張している様子
試合前直前までコンディションを整える選手たち
「小学生の部」に出場した小学生選手18名


 会場には選手のご家族やその友人が応援に駆けつけ、観客席からの声援が響く中、出場者たちは日頃の練習の成果を存分に発揮。

 試合中の真剣な表情や、勝利を手にした瞬間の喜びにあふれる笑顔が印象的でした。

上位4名が佐賀での本大会の出場権を得られる


 熱戦が繰り広げられた「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2024 SAGA」ぷよぷよ関東予選、小学生の部。元気いっぱいの選手たちが繰り出すプレーに、会場は一瞬たりとも目を離せない白熱した雰囲気に包まれました。

ゆうき選手は、
前回大会の「小学生の部」優勝者


 今回の大会で特に注目されたのは、前回大会「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2023 KAGOSHIMA」小学生の部で優勝を果たした、ゆうき選手です。来場者にイベントの感想をうかがった際にも、「気になる選手」として名前が上がりました。

 ゆうき選手は、精密機械のような正確な状況把握力と連鎖技術を発揮し、小学生とは思えない成熟した冷静なプレースタイルで観客を魅了しました。緊張する場面でも自分のスタイルを崩さず、堂々としたパフォーマンスを見せる姿は圧巻でした。

 さらに磨きをかけたスーパープレーが見られることを期待したいですね!

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外部リンク

全国都道府県対抗eスポーツ選手権2024 SAGA
https://jesu.or.jp/2024saga/

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