大会レポート

2024.10.23

クラーク高校の学生スタッフに密着!「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2024 SAGA」ぷよぷよ関東予選決勝【来場者インタビュー】

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 9月22日、埼玉県のイオンレイクタウンkazeにて、12月に佐賀で開催される全国都道府県対抗eスポーツ選手権2024 SAGA「ぷよぷよ部門」の関東予選決勝が行われました。

 今年も全国から集まった選手たちが日本一を目指し、白熱した戦いを繰り広げました。

全国都道府県対抗eスポーツ選手権「ぷよぷよ部門」関東予選決勝


 会場は終始盛況で、観覧席は常に満席。立ち見の観客に加え、2階や3階からモニター越しに試合を見守る人々も多く、熱気が漂っていました。

 今回の現地取材では、試合を見守り、一緒に興奮を分かち合った来場者の声をお届けします。選手たちの熱いプレーが繰り広げられた瞬間を会場でともに体感した観客たち。彼らのリアルな反応をぜひご覧ください!

(取材・文/松永 華佳 編集/小川 翔太)

来場者にインタビュー

 三連休ということもあり、会場は多くの人で賑わい、親子連れが通りがかりにイベントをのぞく姿が見られました。

 特定の選手を応援しに訪れた熱心なファンの姿も目立ちました。試合の合間に、来場していた4組の方々にインタビューを行いました。

お目当てのプロ選手に会えた!


──本日の目的を教えてください。

Aさん 今日はmomoken選手が目当てで来場しました。また、ともくん選手に会えたら嬉しいなと思っていたのですが、先ほどお写真を一緒に撮っていただけてとても嬉しかったです。小学生の部ではゆうき選手を応援しています。

 もともと旦那が「ぷよぷよ」をプレーしていて、子どもたちにもやらせたいという気持ちから、家族でこういったイベントに参加することが増えました。以前、中野で開催されたSEGA本社の大会も観に行ったことがあります。


──本日のイベントの感想を教えてください。

Aさん プロ選手の試合を見ていると、単純なルールの中でどうしてこんなに差が出るのかが不思議で面白いです。私自身はプレーは全然できなくて見る専門ですが、課金アイテムなどがない分、純粋な技術力で勝負しているところが魅力だと思います。

Bさん 僕もいつかは試合に出る側になりたいと思っているので、試合を観る時は勉強のような感覚で見ています(笑)。

通りがかりに観戦


──本日の目的を教えてください。

Cさん 今日はたまたま通りかかって、何をやっているのか気になり、立ち寄りました。息子たちは普段からゲームをしているので、興味を持って観ていました。


──本日のイベントの感想を教えてください。

Cさん ゲームであれなんであれ、子どもの頃から夢中になれることがあるのは素晴らしいことだと思います。

Dさん eスポーツがビジネスになったり、オリンピックの競技になったりするのはとても良いことですよね。我が家では、子どもたちがゲームをすること自体は悪く思っていないですが、やりすぎないように制限を設けています。けじめを持ってプレーするなら問題ないと考えています。

GTRを使わずに勝利した試合が印象的だった


──本日の目的を教えてください。

Eさん ぷよぷよアンバサダーの方がきっかけで大会の情報を知り、見に来ました。普段はYouTubeなどでプロの試合を見ています。


──本日のイベントの感想を教えてください。

Eさん オフラインのこういったイベントに参加するのは今回が初めてでしたが、実際に選手の手元を見たり、会場の熱気を感じながら応援するのはとても良い経験でした。オンラインでは味わえない臨場感がありましたね。

特に、TS選手が定番のGTR(※1)を全く使わずに勝った試合が、とてもかっこ良かったです。今日の試合を見て、僕ももっと上手くなりたいなと思いました。

※1:ぷよぷよで最も有名な折返し連鎖の組み方の一つ。ぷよぷよの上達を目指してプレーする「9割」の人が使う形と言われている。

階段積みは今日で卒業


──本日の目的を教えてください。

Fさん SNSでイベントの告知を見て、興味を持って友人たちと一緒に来ました。

──本日のイベントの感想を教えてください。

Fさん 自分たちがやっているぷよぷよとは全然違うレベルで、とても勉強になりました。とりあえず、階段積み(※2)はもうやめます(笑)。皆さんが使っていたGTRを私も学んでみようかなと思いました。

Gさん プレーが速すぎて、ついていけないくらいでした。でも、すごく勉強になりますね。

Hさん 勉強してから来たつもりでしたが、試合を見ても、プレーが速すぎて何をやっているのかさっぱりわからなかったです(笑)。

※2:ぷよを消した後、その上のぷよが落ちる時の段差ズレを利用した連鎖の組み方。

大会サポートを行っていたクラーク高校の生徒に密着!

クラーク高校の学生スタッフと引率の先生


 今回のイベントでは、大会運営メンバーとして、クラーク記念国際高等学校の生徒がサポートに入っていました。

 eスポーツのコースがあるクラーク高校では、今回のイベントで、プレイヤーだけでなく、裏方としてサポートすることの大切さも学んでほしいとのこと。

 特に参加したのは高校3年生が多く、進路を考える時期なので、この経験が将来の選択肢を広げるいい機会になればと先生も期待しているそうです。

試合前にコンディションを整える小学生選手をサポートします
大会の進行だけでなく、
試遊ブースで子どもたちにぷよぷよのやり方を教えるのも大切な仕事
学生スタッフは、各ブースをローテーションで担当するので、
1日ですべてのブース仕事を体験しました

特注のオレンジのユニフォームは、
記念として学生たちにプレゼントされるとのこと


 イベント後に感想を聞いてみたところ、「YouTubeで見ていたイベントに直接関われて嬉しかった」「大企業との連携で学んだことが学校生活やアルバイトに活かせそう」「自分は人見知りだけど、コミュニケーション能力が身についた」とのことで、みなさん良い経験ができたようです。

 「ぷよぷよeスポーツ 高校eスポーツ部応援プロジェクト」を通じて、SEGAと連携している高校が関東以外の各地域でもサポートを行っています。

 運営側は、裏方の仕事も課外授業の一環として体験してもらうことで、将来の選択肢を広げて欲しいと願っているようです。

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外部リンク

全国都道府県対抗eスポーツ選手権2024 SAGA
https://jesu.or.jp/2024saga/

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