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2025.02.21

就活生に聞いた eスポーツは企業イメージアップにつながるか? JCGが調査結果を発表

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 JCGは2月20日に、eスポーツについて知っている、または見たこと・参加したことがある、就職活動中の大学生・大学院生を対象に実施した、就職活動とeスポーツに関する実態調査の結果を発表した。同調査は、2024年末~2025年初頭の期間に行われ、393名から回答を得ている。

調査結果グラフ
大学生・大学院生の約3人に1人が何らかの形で
eスポーツに接触した経験あり


 本調査に先立って、大学生・大学院生1637名に、eスポーツに関する状況を尋ねたところ、「知っており、イベントや大会に(プレイヤーとして)参加したことがある」(4.3%)、「知っており、イベントや大会に観客として参加したことはあるが、動画・配信番組は見たことがない」(5.3%)、「知っており、イベントや大会に観客として参加したことはないが、動画、配信番組を見たことがある」(15.5%)、「知っており、イベントに参加したり、動画を見ることはしないが、eスポーツタイトルをプレーしている」(5.6%)を合わせた割合が30.7%に達し、約3人に1人の大学生・大学院生が何らかの形でeスポーツに接触していることがわかった。また、「eスポーツを知っている」とする回答の合計は56.2%に達している。

調査結果グラフ
就活生の約3割が「eスポーツのライブ配信・動画を視聴する」と回答


 本調査の対象者に、eスポーツに関する活動について尋ねた質問(複数回答)では、「eスポーツの種目となっているゲームのライブ配信・動画を視聴する」(30.0%)がもっとも多く、「eスポーツの種目となっているゲームタイトルをプレーする」(24.2%)がそれに続いた。また、「eスポーツに関する活動はとくに行っていない」(41.0%)を除く、eスポーツについて知っている調査対象者の6割近くが、eスポーツに関する何らかの取り組み経験があることが明らかになっている。

調査結果グラフ
4割超が1日平均2時間~4時間程度をeスポーツ関連のコンテンツに費やす


 「eスポーツの種目となっているゲームのライブ配信・動画を視聴する」または「eスポーツの種目となっているゲームのライブ配信・動画を視聴する」と答えた人に、eスポーツのゲームタイトルのプレー、またはライブ配信・動画の視聴頻度を尋ねたところ、「週に21時間~28時間未満」(21.1%、1日換算では約3時間~4時間未満)が最多となり、「週に14時間~21時間未満」(20.5%、1日換算では約2時間~3時間未満)がそれに続き、4割超が1日平均2時間~4時間程度をeスポーツ関連のコンテンツに使っていることがわかった。

調査結果グラフ
女性もeスポーツ関連コンテンツに時間を費やしていることが明らかに


 eスポーツのゲームタイトルのプレー、またはライブ配信・動画の視聴頻度を尋ねた質問に対する回答を男女別でみると、男性では「週に21時間~28時間未満」(24.4%)がもっとも多く、「週に14時間~21時間未満」「週に7~14時間未満」(どちらも17.8%)がそれに続いている。女性では「週に14時間~21時間未満」(23.9%)が最多となった。

調査結果グラフ
eスポーツの大会やイベントへの参加頻度、
「1カ月に1回程度」が最多


 eスポーツ大会・イベントの視聴または参加経験のある人に、eスポーツの大会やイベントへの参加頻度を尋ねた質問では、「1カ月に1回程度」(34.4%)がもっとも多く、以下「半年に1回程度」(26.5%)、「週に1回以上」(20.5%)が続いている。

約6割の人がeスポーツへの取り組みがきっかけでその企業に興味を持つように
約6割の人がeスポーツへの取り組みがきっかけでその企業に興味を持つように


 企業によるeスポーツの取り組みがきっかけで、その企業に関心を持ったり、調べたり、志望度合いが高まったりしたかを尋ねたところ(複数回答)、「その企業について調べたことがある」(33.1%)が最多となり、「興味を持ったことがある」(29.5%)、「志望度合いが高まったことがある」(18.1%)、「複数の企業を比較した際に、eスポーツに取り組んでいる方に応募しようと思ったことがある」(9.2%)がそれに続いた。

調査結果グラフ
興味を持つきっかけとなった企業によるeスポーツへの取り組みは
「eスポーツチームのスポンサーになっていた」


 eスポーツの取り組みによって、その企業に対して「興味を持ったことがある」「その企業について調べたことがある」「志望度合いが高まったことがある」「複数の企業を比較した際に、eスポーツに取り組んでいる方に応募しようと思ったことがある」と答えた人に、興味を持つようになった企業の取り組みについて尋ねた質問(複数回答)では、「eスポーツチームのスポンサーになっていた」(39.7%)がもっとも多く、「eスポーツ大会のスポンサーになっていた」(32.6%)がそれに続いている。また、「eスポーツを活用したマーケティングに取り組んでいた」(13.0%)、「eスポーツを社内コミュニケーションに活用していた」(13.0%)、「自社でeスポーツチームを持っていた」(12.1%)といった回答も一定数みられた。

調査結果グラフ
半数超の人がeスポーツへの取り組みでその企業への印象が変わると回答


 企業が何らかのeスポーツへの取り組みを行っていることを知ることによって、企業への印象が変わるかについて尋ねたところ、「変わると思う」(42.2%)と「かなり変わると思う」(13.7%)を合わせた割合が55.9%に達している。

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外部リンク

JCG
https://jcg.co.jp/

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