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2025.05.27
埼玉県入間市でeスポーツ活用の介護予防事業スタート コミュニティの活性化や継続的活動めざす 効果の科学的な検証にも取り組む
- eスポーツニュース
埼玉県入間市は高齢者向けeスポーツの取組として、5月から「宮寺・二本木地区eスポーツモデル事業」を開始した。

同事業は、従来の体操や講話ではなくeスポーツに取り組むことで介護予防を行い、高齢者が楽しみながら健康づくりができる環境を目指す取り組み。
特徴は、地元の武蔵中学校の生徒や学生ボランティアと高齢者の交流機会を創出する点だ。市は、若い世代と一緒にゲームを楽しむことで、高齢者の心に新たな刺激を与え、生きがいや活動意欲の向上へとつなげたい考え。「教えてもらう」だけでなく、「一緒に楽しむ」関係性が地域コミュニティの活性化にも貢献するとしている。

また、継続的かつ包括的なサポートも強み。機器の操作方法だけでなく、モニターやプロジェクターとの接続方法まで学ぶことで、参加者が自宅や地域の集まりでも継続してeスポーツを楽しめる環境づくりを支援する。来年度以降も自主的な活動として定着するよう、地域団体との連携も視野に入れた取り組みを進めていく。
まずは、「宮寺・二本木地区センター」「宮寺・二本木地区センター 二本木分館」の二カ所で太鼓の達人を活用したゲーム体験や交流セッションなどを行う。宮寺・二本木地区センターでは土曜日の午前10時から11時30分の開催。今後は6月28日、7月26日、10月18日、12月13日、2026年2月28日に実施予定。宮寺・二本木地区センター 二本木分館では、水曜日の午後2時から3時30分の実施時間で、6月11日、7月9日、9月10日、11月12日、2026年1月14日に開催予定。いずれも市内在住65歳以上が対象で各会場20人の定員となる。
事業では参加者の身体的・精神的な変化やモチベーションの変化を測定するアンケートを実施し、eスポーツによる介護予防効果を科学的に検証。市内他地区への情報提供にも活用する。今後、効果が実証されれば市内全域への展開も視野に入れているとのこと。
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外部リンク
埼玉県入間市
https://www.city.iruma.saitama.jp/

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