コラム

2024.11.25

部署・役職の垣根を越えるeスポーツ! 全社イベントでぷよぷよの社内大会を開催してみた!

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 当サイトBCN eスポーツ部は6月21日、半年に一回の全社イベントでぷよぷよテトリス2を使用した大会を社内で開催しました。本記事では、その企画から開催までを振り返ってみたいと思います。

社内eスポーツ大会を開催

「eスポーツのイベントを開催したい」の声に応え企画

 話は、社内から「何かeスポーツのイベントができないか」と声が上がったことに始まります。当サイトの運営会社「BCN」は、BCN eスポーツ部のほか、ITビジネス情報紙「週刊BCN」、ニュースサイト「BCN+R」を展開しています。そんな中で、eスポーツの存在を社内にアピールする良い機会と思い、われわれは、ちょっとした大会を企画することにしました。

未経験者でもわかりやすいシンプルなルール ぷよテト2を選定

 まず、社用のNintendo Switchにはどんなソフトがあるのか?と探してみると「ぷよぷよテトリス2」が。候補は他にも挙げられたのですが、誰が見てもわかりやすく、知名度も高い、あまり経験のない人でもすぐわかるルールと操作方法、と考慮した結果、ぷよテト2でイベントを開くことになりました。

 社内イベントのように、参加者が必ずしもゲーマーばかりではないという場合には、著名なタイトルや操作がそれほど難しくないものを選ぶのがポイントです。

ゲーム会社に許諾を取る過程で素材の提供なども

 これは鉄則ですが、イベントを開くとき、まずゲーム会社から許諾を取ることが必要になります。

 ということでセガに許諾を取ります。幸い同社の場合は「eスポーツイベント・大会開催申請フォーム」が用意されているので、必要事項を記入し、許諾の申請を簡単に行うことができました。

eスポーツイベント・大会開催申請フォーム
https://faq.sega.jp/hc/ja/requests/new?ticket_form_id=360001924113

 時期にもよるかもしれませんが、今回は一週間ほどでセガの担当者の方からメールで連絡が届きました。

 メールによると、チラシやポスターを作成する場合は、公式の素材を提供してくれるそうです。ただし、作成したチラシは、担当の方にデザインが問題ないか確認してもらう必要があります。

 ちなみに今回は、イベントを踏まえて記事を作成することになっていたので、そちらも許可を取ることに。ゲーム画面を掲載する場合は「権利表記」、さらに場合によっては記事内容の事前確認も求められます。

 社内報や内部メディアであっても、セガの許諾が必要です。ここは見落としがちなので注意しておきましょう。

社内イベントに合わせての開催でミニマルな規模に eスポーツ社内交流はやり方次第で手軽にできるかも?

 事前の許諾がスムーズに終わったところで、あとは開催までの準備。

 会場は、もちろんイベントで使用する会議室。しかもプロジェクターも完備しています。リフレッシュレートが求められる格ゲーなどでなければ、会議室って意外とゲームイベントを開きやすい環境になっているんだなと改めて実感します。確かに、各地のイベントでも貸会議室を使っていることがありますからね。

 しかも社内イベント内での開催となるので、少なくとも社員全員が観客ということにもなります。われわれは地方の大会に取材に行くこともありますが、やはり観客が多いと盛り上がり方も変わってくるので、ここは安心ですね。

 あと必要なのは、参加者です。社内でビジネスチャットツールを使用しているなら、ここも結構簡単。全社員に向けて参加者募集のメッセージを書き込んで応募を待ちましょう。大会形式はシングルエリミネーショントーナメントで、定員は先着8人としました。募集人数が少なかったこともありますが、すぐに人が集まり、体裁は整いました。

 会社規模にもよりますが、今回のように何かの社内イベントと合わせて企画すれば、最小限の準備でも大会を開くことが可能です。別途トーナメント形式や定員などについては、社員数によって調整しても良いかもしれません。

 なお、賞品を用意したり、プロ選手などのゲストを外部から呼んだりする場合は、別途、セガに確認しておいた方が良いでしょう。

やってみると予想以上に盛り上がる 声援なども飛び交い決勝では歓声は最高潮に


 イベント当日、実際にイベントが始めると思ったよりも盛り上がっていることに驚きました。選手には「○○さん、がんばれ!」など声援が送られ、連鎖が続くと「おお!」とか「すごい!」とか歓声が聞こえてきたりと、会場の雰囲気もぷよぷよ一色です。

 決勝戦では、手に汗握る戦いが繰り広げられ、観客も皆釘付け。最後には選手たちの健闘を称え、全社員から拍手が送られ、無事にぷよぷよ大会を終えることができました。

対戦の様子

終わりに

 今回、社内eスポーツイベントの企画となりましたが、別のイベントとの抱き合わせでの開催なら、あまり手間がかからないので、企画ハードルもそこまで高くありませんでした。

 ぷよぷよの知名度が高いということも幸いしたのか、幅広い年齢層がいたにもかかわらず、かなり盛況だったことが印象的。

 また、部署や役職の垣根を越えて声援が送られていたのも会社内のレクリエーションとしては、かなり効果があったのでは、とも思います。実は、会場の前の方で一番盛り上がっていたのが社長だったり……とeスポーツは年齢を超えて親しまれるどころか、社内の風通しも良くする、そんな可能性を秘めているのではないでしょうか。

 皆さんの所属する団体・会社・学校でも、ちょっとしたeスポーツイベントを開くことで、仲間同士の交流を深める機会が生まれるかもしれません。この記事が何かの参考になれば幸いです。

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