コラム

2024.11.01

“学生×eスポーツで何か絡みたい社会人” 配信技研 取締役 アユハさん主催の交流イベント「ULPA(ウルパ)」 潜入レポート

記事をシェア
エックス
フェイスブック
ライン

 9月23日、学生が交流できるオフイベント「ULPA(ウルパ)」が情報経営イノベーション専門職大学(以下、iU)のeSports roomにて開催されました。

 配信技研 取締役のアユハさんが主催しています。


 前半はeスポーツビジネス界隈や学生によるプレゼンテーション、後半は交流会を兼ねたLAN Partyという謎に包まれたイベント。参加資格は「学生」または「eスポーツに関して学生と何か絡みたい社会人」とのこと。

 BCN取材班として、かなり気になっていた同イベント。

 いつもどおり潜入取材を敢行し、来場者に感想を聞いてみました。

来場者にインタビュー

iUの在学生から東大生、高校生まで、会場の学生さんにインタビューしました。

iU eスポーツ


──本日の感想を教えてください。

 私たちは運営側ですので、当初は学生の団体だけが集まるイベントになると思っていました。しかし、結果的にビジネス界隈の方々にも多く集まっていただくことができて、予想外でした。

 思ったよりも、さまざまな界隈の方々が会場に足を運んで下さり、とても嬉しかったです。

──特にどのプレゼンテーションが印象に残っていますか。

「PARAVOX」の開発者さんのプレゼンテーションが面白かったです。

 いちゲーマーの視点としては、「新しいTPSゲームだ」ぐらいの認識しかありませんでした。ただ、いざ話を聞いてみると、著作権の制約を少なくしている意図や理由について、細かく知ることができて、多くの学びがありました。

 特に、eスポーツ以外のフィジカルスポーツからノウハウを持ってきている、という背景が非常に興味深かったです。

 また、よくありがちな「TPS初心者でも遊べます」という売り文句ではなく「このゲームは技術が必要なので難易度が高いです」と、あえて間口を狭めているブランディングについても、理由を聞くと、納得できました。

カメイドタートルズ


──本日の感想を教えてください。

 私たちは普段「カメイドタートルズ」として、亀戸のショッピングモールを中心に地域貢献の活動に取り組んでいます。

 今回のイベントでは、eスポーツタイトルの開発者から「オリンピック種目になることを目指して、このタイトルを制作した」という話など、いつも自分たちが考えていることよりも、スケールの大きい世界の話を聞くことができて、ためになりました。

──「カメイドタートルズ」の活動内容について教えてください。

 私たちは亀戸をeスポーツで盛り上げる団体です。

 主な活動内容としては、定期的にeスポーツ大会を主催していて、そのための打ち合わせを週1回の頻度で行っています。そこでは、大会の規模感やロゴのデザインに加え「どのような戦略で広報していくか」を話し合っています。

 12月末にも大会の開催を控えており、会場となるショッピングモールのマネジメントセンターの方と相談しながら告知方法を考えているところです。今は、フードコート近くにある大きなモニターに、大会の告知や大会にエントリーするための二次元コードを表示してもらう、新しい集客の手法を検討しています。

東京大学esportsサークル(UTeS)


──本日のイベントの感想を教えてください。

 自分たちと同じような大学のサークルが多いのかと参加してみましたが、思ったよりも企業の方々が多くてビックリしました。

──ご自身の活動内容について教えてください。

 UTeSは東京大学のインカレサークルで、100名以上が在籍中しています。東大生と他の大学生の割合は1:2ぐらいです。元々は「東大LoLサークル」としてスタートしましたが、現在の競技タイトルは「Varolant」と「スマブラ」がメインです。

 活動としては、ガチで練習するというよりは、eスポーツをカジュアルにプレーして互いに交流を深めることを目的にしています。

 今後は更に規模を大きくするために、他の大学や企業さんと協力して、大会の企画・運営に取り組んでいくつもりです。

LYNX E-Sports


──本日のイベントの感想を教えてください。

 僕たちよりも年上の方が多いイベントなのは知っていたので、とても緊張していました。しかし、思ったよりも和やかな雰囲気で、自然と緊張もほぐれました。

 (自分たちの)プレゼンの前に、他の方々から声をかけていただいたこともあり、リラックスして発表に臨めました。

 高校生の僕たちは、社会人の方々と交流できる機会が少ないので、今回は貴重な経験ができました。

──ご自身の活動内容について教えてください。

 僕たち自身の活動としては、eスポーツの選手そのものにフォーカスをあてた発信をしています。選手の魅力が伝わるような、ショート動画を作って投稿しています。

 野球などの一般的なスポーツのように、eスポーツ選手のファンがもっと増えて欲しいと考えて、この活動を始めました。

イベントの様子をフォトレポートでお届け!


 本イベントの主催は、配信技研の取締役であり、iUで客員教授も務めているアユハさんです。アユハさんのユーモアたっぷりな開会宣言もあって、イベントは和やかな雰囲気でスタートしました。

Takeyamaさん


 話題の新eスポーツ「PARAVOX」の担当者、Takeyamaさんからもプレゼンテーションがありました。(若干、アユハさんからの無茶ぶりもあったのか)台本無しのアドリブながらも、流暢で要点の抑えられた圧巻のプレゼンを披露しました。

 意外性のある情報の数々に、学生たちは目を輝かせていました。

ずーサンさん


 同じく学生さんから好評だったのは、GLOEのずーサンさんによるプレゼンテーション。eスポーツ業界での就活をエンタメ化する取り組みなど、数々の仕掛けについて解説しました。


 iUの学生さんも堂々としたプレゼンテーションを披露しました。今回のイベントの趣旨、iUという大学についての説明が行われました。


 プレゼンテーションの後はフリータイムの交流会を経て、施設内のゲーミングエリアを用いた「PARAVOX」対戦会が行われました。


 iU大学のeSports roomには、ゲーミングPCが12台常設され、様々な対戦や交流に活用できるとのことでした。

iU eSports roomの設備:
PC本体:マウスコンピューター G-Tune FZ-i7G7A (日本eスポーツ連合公認PC)   12台
https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/ggtune-fzi7g7ab7adcw102decjesu/
CPU:インテル Core i7-14700KF プロセッサー
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER
メモリ標準容量:32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD:2TB (NVMe Gen4×4)

 主催のアユハさんにも単独インタビューを実施しました。こちらの模様についても後日記事を掲載しますので、お楽しみに!

関連記事

ゲームの合間にトランポリン? NTTe-Sports eスポーツプレイヤーの健康や環境に寄り添う新ブランドを展開

マインクラフトで新事業開拓や社会課題解決に挑む新感覚講義 常葉大で実施 マイクラ造形学とは?

磨かれるスキルと絆 最大規模のeスポーツ合宿に取り組む滋賀・八幡工業高校 三浦先生の「eスポーツ部 合宿のススメ」前編

外部リンク

iUeスポーツ
https://www.i-uesports.com/

カメイドタートルズ
https://kamespo-kameidoturtles.jp/

LYNX E-Sports
https://www.lynx-est.com/

東京大学esportsサークル
http://utesports.jp/

PARAVOX
https://paravox.games/jp

部活紹介

おすすめ関連記事

eスポーツ部の活動日誌

新着記事

ゲーミングデバイス情報

  

ゲーミングデバイス情報

新製品 レビュー 部活紹介 eスポーツ部の活動日誌