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2024.07.23

eスポーツ大会で選手インタビューを受けたときの答え方とは?受け答えのノウハウ紹介!

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 選手としてeスポーツの大会に参加すると、もしかしたらメディアからインタビューされるなんてことがあるかもしれません。トッププレーヤーのような、取材に慣れている人ならば問題ありませんが、突然話を振られても何を話せばいいのかわからなくなってしまう人の方が多いでしょう。

 そこで今回は、eスポーツの大会で突然インタビューされた場合の失敗例や、上手に対応するコツを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

突然「選手インタビューいいですか?」と聞かれて頭が真っ白に!あるある失敗パターン

 大会で何度も好成績を残しているようなトッププレーヤーなら、インタビューを受けた経験も多いはずなので、突然話を聞かれても上手く返せます。しかし、普通は、インタビューされていることに驚いて、上手く対応できないことがほとんど。

 この項目では、インタビュー対応に関連する失敗のよくある例を紹介します。

緊張して思ってもいないことを言ってしまう

 突然インタビューされて、緊張してしまうのは仕方のないこと。「緊張しちゃって何も言えなかった」という程度なら大きな問題にはなりませんが、中には思ってもない発言をしてしまい、大失敗するケースも多いです。

 例えば、大会運営側やほかのプレーヤーへの誹謗中傷、オーディエンスへの苦言や過剰な自己アピールなど、周囲や自分自身をおとしめるような発言をすると目も当てられません。炎上の危険性もあり、そうなれば取り返しが付かなくなってしまいます。

言いたいことが次々出てきて結局何が言いたいかわからなくなってしまった

 答えがまとまらないうちに話しだしてしまい、支離滅裂な話になってしまうのも失敗のパターンとしてありがち。

 特に対戦の直後なら試合の総括もできておらず、気持ちの整理もできていないので、たくさんの言葉を発したのに結局相手には何も伝わらなかった、なんてこともあるはずです。そして途中で話がまとまっていないことに気づいて軌道修正しようとしても時すでに遅し。さらにドツボにハマってしまう可能性もあります。

端的すぎる回答になり無愛想な印象を持たれた

 かといって一言二言のコメントだと、むしろ逆効果になってしまうことも。インタビューに対して端的に返答するのは、簡潔でわかりやすいかもしれませんが、一方で無愛想、冷淡といった印象を与えてしまう可能性があります。

 人に対して失礼なことを言ったり、炎上しそうなことを言ったりしていなければ、さほど気にしなくても良いでしょうが、普段の自分のキャラクターと明らかに異なる印象を与えてしまうと、後々後悔することになります。

インタビューにうまく回答できなかったことが心残りでプレーに支障が出た

 大会が終わったあとならともかく、まだ試合が残っている状態で前述のような失敗をしてしまうと、そのことが気になってプレーに集中できなくなることもあります。

 そのせいで対戦に負けてしまったら、後悔してもしきれません。次の項目以降で記載するポイントや対策を読んで、事前に備えておきましょう。

選手インタビューの答え方のポイント


 インタビューは、事前にポイントを踏まえておくことで上手く対応できます。大会に参加すればいつインタビューを受けるかわかりませんから、ぜひ事前にポイントを押さえておきましょう。

取材する側が「どういったことを聞きたいのか」を考える

 eスポーツについて取材している人は何らかの目的をもってインタビューしてきます。その目的を把握できないまま対応をすると、インタビュアーも何度も聞き直すことになり、お互い会話が上手くかみ合いません。

 そのため、インタビューの内容が対戦結果に関するものなのか、大会全体に関するものなのか、といったポイントを質問内容から読み取って対応してみましょう。質問の趣旨がよくわからなければ、インタビュアーに逆に質問してしまうのもアリです。

どういった層に届けるインタビューなのかを把握し、それに合わせて内容を噛み砕いて説明する

 最近では、eスポーツを専門とするメディア以外に、一般的なマスメディアから取材を受けることも多いです。

 インタビュアーやその視聴者・読者がeスポーツに詳しい場合は、プレーヤー間で使われる専門用語を使っても問題ありませんが、一般メディアであれば専門用語やタイトルの細かい話は避けた方が無難ではあります。一般メディアからの取材は、むしろ自分たちeスポーツ選手の活躍を関係者やファン以外の層に広めるチャンス。できるだけ多くの人に伝わりやすいコメントを意識してみると良いでしょう。

結論を最初に伝える

 質問に対する答えや結論を先に言うように心がけることも、インタビュー対応をスムーズに進めるコツです。例えば、大会に参加した感想を問われたときは、「楽しかったです」「(優勝して)うれしかった」など、簡潔な感想から述べてみると、その後が楽になります。

 あとはそこから逆算して「どうしてうれしかったのか、楽しかったのか」を考えてみると、自ずとコメントを出しやすくなるでしょう。

インタビューとしての完璧な答えをしようとしない

 気負いすぎも良くありません。自分のトークスキルだけで完璧に対応しようと思うと余分な負荷がかかり、本分の試合の方にも響きかねません。

 多くの場合、インタビュアーは取材の流れを事前に考えており、いくつかの質問によってその流れを組み立てていきます。インタビュアーと会話するつもりで対応すると、その流れの中で、次第に自分の言いたいことがはっきりしてくることも多いので、結果的にスムーズな返答ができます。しっかりとしたコメントをしたいと思ったらインタビュアーも上手く使っていきましょう。

考えがまとまっていないならすぐに回答しようとせず一段落置くようにする

 突然の取材を受けると、プロ選手でもうまく答えられないことは多いので、ましてやそうした経験が乏しい人なら緊張したり、上手く答えられなかったりするのは当然のことです。取材をする方も、緊張したままで話してもらうよりは、落ち着いて対応してもらった方が良いコメントを取ることができ、選手のありのままを知ることができると考えています。「ちょっと緊張してるかも」と思った時は、深呼吸などで一息ついてから対応するように心がけましょう。

 取材する側が回答を急かすようなことはありません。慌てて雑な対応をするよりも、一呼吸おいて誠実に対応する方が、視聴者や読者、そして自分自身にもプラスになります。

事前に選手インタビューがあることがわかっている場合の対策ポイント

 大会で好結果を残したときなど、インタビューされることがある程度予想できるときは、少し対策の仕方が変わってきます。この項目では、インタビューを受けることを予想できるときの対応を記載します。

質問内容がある程度わかっている場合は自分の中でざっくりとしたストーリーを作っておく

 インタビューを受けることがわかっているのであれば、事前にざっくりとした流れや言いたいことを事前に考えておきましょう。

 そもそもeスポーツの大会ですから、取材者が聞きたいことは対戦の感想や対戦中のポイント、工夫した点や今後の抱負、座右の銘などが一般的です。それらのポイントを踏まえて流れを考えておけば、大きく失敗することはありません。

インタビューを受けることで自分の何を知ってほしいのかをしっかりまとめておく

 インタビューを受けるということは、自分のことを世の中に伝えるチャンスでもあります。

 「伝えたいこと」は人によって異なりますが、例えばチームへの感謝を伝えたい場合と、プレーヤーとしてより大きく成長したい場合とでは話の進め方が変わります。そのため、話の核心がなんであるのかをまずは決めましょう。

【まとめ】選手インタビューは誰でも緊張するもの!リラックスして対応しよう

 選手としてeスポーツの大会に参加すると、突然インタビューを受けることがあります。取材を受けて、緊張しないことの方が少ないです。まずは、深呼吸などでリラックスしてから、落ち着いて対応してみましょう。

 また、インタビューされそうな雰囲気なら、何を答えるかをあらかじめ整理してから対応すると上手に対応できます。まずは、話の要点を自分の中で整理して、自分は何を伝えたいのか、どういう質問が来るのか、対策を考えてから臨んでみましょう。

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