解説
2024.12.19
eスポーツのオンライン大会における参加マナーとは?押さえておきたいポイント
- 解説
eスポーツのオンライン大会が多数開催されている昨今、参加を検討している人も多いと思います。とはいえ、初めて参加する場合、「申請の仕方や、大会当日のマナーがわからない」といった疑問から、なかなか手を出しにくいという人も多いのではないでしょうか。
対戦相手や運営が目の前にいないことで気がゆるんでしまい、マナーに反した行動をつい取ってしまうということもあります。人を不快にさせたり、大会運営の支障となったりすることもあり得るので、オンライン大会とはいえ、マナーの意識は非常に重要です。
そこで今回は、eスポーツのオンライン大会について、参加申請時、大会当日、大会終了後の3段階に分けて基本的なマナーを解説していきます。ぜひ参考にしてください。
eスポーツタイトルのオンライン大会とは
一般的なスポーツの大会は、選手やチーム、審判などが特定の場所に集まって開催されるオフライン形式が基本です。eスポーツの場合も、eスポーツ専用施設などでオフラインで開催することはあるものの、オンラインで大会が開催されることが非常に多いです。
オンライン大会は選手や観客が集まることによる熱気こそ味わえませんが、選手にとっては家から参加できるので会場まで移動しなくて済み、慣れたデバイスで出場できるなどのメリットがあります。
(見出しH2)eスポーツタイトル オンライン大会の基本的なマナー(1) 参加申請~当日参加前
eスポーツのオンライン大会に参加するまでには、大会サイトのアカウント作成、参加者のプロフィール登録などの手順が必要です。以下では、eスポーツのオンライン大会に出場する際の基本的マナーを解説していきます。
大会に必要なツール(Discordなど)は事前にインストールしておく
まず、大会に参加するために必要となるDiscordなどのツールは事前にインストールしておきましょう。Discordはボイスチャットツールの一種。オンラインゲームをプレーする際のコミュニケーションツールとして、世界的にも広く利用されています。
もし使ったことがない場合、大会参加前に使い方をおさらいしておきましょう。
→「Discord(ディスコード)とは?使い方やゲーマー御用達の理由を説明!」
ネット環境が安定していなければ参加は見送りも視野
ネット環境が不安定な状態で大会に参加すると、対戦相手に迷惑がかかるだけでなく大会全体の進行の妨げになることがあります。そのため、どうしても回線が安定しない場合は参加を見送るのが無難です。
これからもオンラインで対戦をしたいと考えているのなら、通信環境は非常に重要になるので、ぜひこの機会に見直しておきましょう。
プレイヤー情報を正しく登録する
オンライン大会参加に向けてはプレイヤー情報を正しく登録する必要があります。例えば、eスポーツのオンライン大会を多数運営しているJCGが開催するイベントであれば、プレイヤーネームやプレイヤーIDのほか、生年月日などの各種プロフィールを記入しなければなりません。
登録内容は大会や運営組織によって異なりますが、不備があると運営側も困ってしまいます。最悪の場合は参加できなくなる可能性もあるので、しっかり記入事項を確認しながら登録を済ませましょう。
ルールをしっかり確認しておく
大会のルールは一通り読んでおきましょう。eスポーツの大会ルールや規約が更新される頻度は他のスポーツに比べても多い傾向にあります。そのため以前出場した大会であっても、ルールが変更されている可能性を踏まえて、都度読み直すようにしましょう。
対戦表を見て相手の名前やIDなどを確認しておく
エントリーが締め切られると、大会運営組織によって対戦表が作成、提示されます。オンライン大会では会場で顔をあわせるわけではなく、参加者同士が連絡を取りあって対戦を行わなければなりません。そのため、対戦相手の名前を間違えるなどの失礼な行為がないように、対戦表を見て相手の名前やIDなどを確認しておきましょう。
eスポーツタイトル オンライン大会の基本的なマナー(2) 大会中
ここからは、大会当日のマナーを解説します。
VCやチャットが発生する場合、言葉遣いに注意する
オンライン対戦を行う場合、VC(ボイスチャット)やチャットを使うケースがありますので、その際のマナーを記載します。
基本は敬語で対応する
対戦する相手には同じeスポーツプレイヤーとしてのリスペクトをもって、敬語で対応しましょう。
対戦相手を煽らない
対戦相手を煽ったり、マウントを取ったりする行為は、プレイヤーとして好ましくないので絶対に控えましょう。対戦者への挑発行為などをルール違反としている大会も多く、何らかのペナルティを受ける可能性があるので、結果的に自分自身が損をすることになります。
煽られても相手にせず運営に報告する
eスポーツは1対1の個人戦やチーム戦で行う勝負です。時には威圧的な人やケンカ腰の人もいるかもしれません。しかし相手から挑発されたとしても、変に反応したりせずに冷静に対応するのが吉。暴言などがあった場合は運営に報告して公正に対処してもらいましょう。
紳士的なプレーを心がける
残念なことに、eスポーツをプレーする人の中には勝つことだけを考えてマナーやルールを軽視する人がいます。さらに、最悪の場合は八百長行為が行われるケースもあるようです。それらの行為は大会運営を阻害するだけでなく、業界全体のイメージダウンや、競技レベルの低下にもつながります。仮に不正行為の勧誘などを受けた場合はしっかりと断り、紳士的なプレーに徹してください。
結果が出たら迅速に運営に報告し、スムーズな進行を手助けする
対戦が終わったら結果を運営に連絡しましょう。大会によって、勝者が報告するなどのルールがあるので、事前に試合後に取るべき行動を把握しておきましょう
わからない点があればすぐに運営に報告し、当事者間で解決しようとしない
なにかわからないことや問題が起こった場合は、速やかに運営に報告して判断を仰ぎましょう。とりあえず対戦相手と話しあおうとする人もいるかと思いますが、当事者間だけで判断するのはトラブルのもととなります。
エンジョイ大会なら大丈夫だけど身内ノリは控えるのが安全
時には対戦相手や運営に知り合いがいることもあるかと思います。知り合いだからと言って身内ノリで話していると、周囲の人からあらぬ誤解をされたり、「ひいきされるのではないか」と疑念を抱かれたりする可能性があります。
ただし楽しむことを目的としたエンジョイ大会など、大会の形式によっては特に問題とならないケースもあります。
eスポーツタイトル オンライン大会の基本的なマナー(3)大会終了
ここからは参考程度に、大会終了後にやっておくと良いことを紹介しておきます。
運営にお礼のコメントをする
大会に参加できるのは開催者や運営の尽力あってのもの。大会終了後には運営にお礼のコメントやメールを送るなどしてお礼をしても良いでしょう。
仮に何らかの意見があったとしたらそれを送ってみるのも大会運営側の励みになるはずです。ただし、そうした意見を送るときには、角が立たないよう、言葉に気を付けながらコメントを送りましょう。あくまで大会を良くするための意見なので、「良い成績を残せなかったから」など、その憂さ晴らしをするような言動は避けましょう。
対戦した相手と交流が深まりそうならコミュニケーションを取る
対戦相手と交流が深まりそうであれば、個別にコミュニケーションを取ってみても良いでしょう。交流を続けることでまた新たな仲間に出会うなど、意外な発見もあるかもしれません。仮に相手が誘いに乗ってこなくても、それは相手の自由です。いずれにせよ、礼儀正しくコンタクトを取りましょう。
【まとめ】スムーズな大会運営(ネット対戦)のために、マナーはしっかり守ろう!
eスポーツのオンライン大会では、相手が目の前にいないこともあってか無礼な態度をとったり、ルールやマナーを軽視したりする人が多くなる傾向があります。
仮にそんな人がいたとしても、挑発には乗らず、適切に対応しましょう。せっかくの大会なのですから、マナーやルールを守って、皆で楽しく、そして真剣に競い合いましょう。
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