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2021.06.10

全国のeスポーツを学べる・部活動ができる高校を紹介!【2024年最新版】

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 近年はeスポーツの認知度があがり、文化や職業、産業として浸透してきたこともあって、eスポーツのプロプレイヤーや関連職種を目指す若者が増えています。そのため、日本全国でeスポーツに関連する知識や技術を教える学校や、部活動などに取り入れる高校も増加しています。

 そこでこの記事では、eスポーツを学べる学校や、部活動などで取り組んでいる高校を紹介します。

授業でeスポーツが学べる高校(定時制高校)【2024年10月時点】

タブレット端末を操作する女子学生とそれを囲む友人


 選手としてのピーク年齢は20代~30代と言われているeスポーツ選手(プロゲーマー)ですが、競技人口の拡大に伴って、10代前半から多くのeスポーツ大会に出場して高額賞金を獲得する選手も続々誕生しています。

 今ではeスポーツ業界を目指し始めるのは早ければ早いほど有利とも言え、eスポーツ選手養成のための教育や課外活動に力を入れる高校も増えてきているのです。今回は、授業や部活動などの課外活動を通してeスポーツに打ち込める環境が整っている高校をご紹介します。

 eスポーツに力を入れている学校には、大きく分けて2つの種類があります。

専門科目として、授業の中でeスポーツを学ぶことができる学校
eスポーツ部やパソコン部など、課外活動の一環としてeスポーツができる環境がある学校

 まずは授業の中でeスポーツについて学び、同時に高校卒業資格の取得も目指せる通信制高校を10校ご紹介します。

ルネサンス高等学校

 ルネサンス高等学校は、日本の高校として初めて「eスポーツコース」を開設しました。ゲームのスキルを磨くのはもちろんのこと、語学や心理学などの幅広い分野について学んだり、メンタルトレーニングを行ったりとさまざまな能力を身につけることができます。

※eスポーツコースは大阪・東京・名古屋栄・横浜の一部キャンパスでのみ開講しています。

公式サイト:ルネサンス高等学校

ヒューマンキャンパス高等学校

 ヒューマンキャンパス高等学校では数多くの専門分野学習カリキュラムを取り入れており、eスポーツもそのひとつです。プロゲーマーはもちろん、ゲームアナリストやeスポーツ大会の企画・運営スタッフなど、eスポーツに関するさまざまな職業への道が開けます。

公式サイト:ヒューマンキャンパス高等学校

クラーク記念国際高校(eスポーツコース)

 スポーツコースの中にeスポーツ専攻を設置しています。第4回全国高校eスポーツ選手権のリーグ・オブ・レジェンド部門において優勝し日本一となった実績があり、その他大会にも積極的に参加して好成績を残している学校です。同校が主催し、生徒が運営スタッフとして参加する「全国中学生eSports選手権」の第2回大会が決定したことでも注目されています。日本全国に51のキャンパスがあり、週5日から月1・2回まで自由な登校・学習スタイルを組むことができる通いやすさから非常に知名度の高い通信制高校です。

公式サイト:クラーク記念国際高校(eスポーツコース)

北海道芸術高等学校 福岡サテライトキャンパス

 世界で通用するプロゲーマーになるため、ゲームのスキルのほか、プロゲーマーとして重要な英語力・コミュニケーション力などを幅広く学びます。eスポーツだけでなく学業にも力を入れており、大学や専門学校への進学(指定校推薦)も視野に入れての学習が可能です。
※eスポーツコースは福岡サテライトキャンパスでのみ開講しています。

公式サイト:北海道芸術高等学校 福岡サテライトキャンパス

バンタンゲームアカデミー高等部

 ゲーム業界やアニメ・マンガ業界に特化した専攻を設置しており、高校の学習と並行して業界の即戦力となれる人材を育成するための学校です。eスポーツ専攻では「ゲームスキル」と「動画編集技術」の教育に特に力を入れており、eスポーツ大会に出場する選手としてのスキルのほか、ゲーム動画配信によって人気を獲得するための技術もしっかりと身につけることができます。

公式サイト:バンタンゲームアカデミー高等部

esports 銀座 school(第一学院高等学校)

 esports 銀座 schoolは、株式会社コナミデジタルエンタテインメントが企画運営している1年制の企業スクールです。通信制高校「第一学院高等学校」との連携により、eスポーツを学びながら高校卒業資格を取得できるシステムが整っています。1年次に高校の学習と並行してesports 銀座 schoolの授業を受け、2・3年次にはプロゲーマーとして活動しながら高校卒業を目指すというルートも実現可能です。

公式サイト:esports 銀座 school(第一学院高等学校)

NTTe-Sports高等学院

 NTTe-Sports高等学院は2025年4月にNTT東日本グループの通信制サポート校として千葉に開校します。

 戦略性やチーム性を意識した体系的なeスポーツカリキュラムが用意されており、ビジネスカリキュラムやデジタルスキル学習など、プレイヤー以外の道を目指す人にも役立つ授業が用意されています。提携校との連携で高校卒業資格を取得できるサポート体制もあるため、安心してeスポーツに打ち込めます。

公式サイト:NTTe-Sports高等学院

KG高等学院 eスポーツキャンパス

 KG高等学院のeスポーツキャンパスは、eスポーツに興味をもつ人に向けたカリキュラムを用意しているとのこと。学習スタイルも週1日から週2日~5日と選択可能、個人指導制や自宅学習制、ネット指導制など選択肢が多数あります。そのためeスポーツをこれから始めたい人や、プロを目指している人などそれぞれの状態に合わせて自分の世界を広げることが可能です。 

公式サイト:KG高等学院 eスポーツキャンパス

大阪eゲームズ高等学院

 プロのeスポーツプレイヤーや現役ゲーム開発者の指導で、eスポーツやゲーム開発のノウハウを総合的に学習できる学校です。将来的にプロeスポーツプレイヤーやストリーマー、eスポーツイベントスタッフ、ゲームクリエイターなどを目指す人に適しています。また、教育連携校で高校卒業資格を取得することも可能です。

公式サイト:大阪eゲームズ高等学院

代々木グローバル高等学院

 代々木グローバル高等学院は、グローバルな人材育成や人間力の向上のほか、主体性を育むことを目指しています。

 また、eスポーツコースにおいては充実したゲーミング環境の下で、実践的な学びが得られることが特徴です。心理学や語学の専門家などが講師として在籍しており、大会で勝ち続けるためのメンタルやコミュニケーションスキルを磨くことができます。

公式サイト:代々木グローバル高等学院

eスポーツに打ち込める高校【2024年時点】

授業を受ける学生のイメージ


 ここではeスポーツに打ち込める高校として、2024年時点で国際教育eスポーツ連盟ネットワーク 日本本部(NASEF JAPAN)に加盟している学校をエリアごとに列挙します。

 ちなみに、NASEFとはNetwork of Academic and Scholastic Esports Federationsの略語です。

 NASEFはアメリカ発祥の教育団体で、「eスポーツを通じて若者の成長と可能性を拡げ、多様化が進む社会で活躍する人材の育成を支援する」ことを理念としています。そのため、eスポーツへの参加機会提供や技能のアップだけにこだわることなく、eスポーツによる社会的感情学習(ソーシャル・エモーショナル・ラーニング)を推進しています 。

 また、NASEF JAPANは上記の理念や目的に沿って、日本各地の加盟校に、eスポーツの大会参加を支援するなど、支援プログラムの提供も行っています。

 以下では2023年12月1日時点の加盟校をエリアごとに紹介します(なお、当コラムの「授業でeスポーツが学べる高校(定時制高校)【2024年10月時点】」で紹介した学校は省略していますのでご了承ください。)

北海道

 北海道エリアでは以下の学校がNASEF JAPANに加盟しています。

旭川龍谷高等学校
星槎国際高等学校 帯広学習センター
日本航空高等学校 千歳サテライト
留辺蘂高等学校
東海大学付属札幌高等学校
札幌新陽高等学校

東北

 東北エリアのNASEF JAPAN加盟校を以下に記載します。

国際アートデザイン大学校 高等課程
盛岡中央高等学校
仙台育英学園高等学校
東北高等学校
星槎国際高等学校 仙台学習センター
盛岡中央高等学校 単位制
鹿島朝日高等学校 横手キャンパス
酒田光陵高等学校
八戸学院光星高校
五所川原商業高校

関東

 関東エリアのNASEF JAPAN加盟校は以下の通りです。

松陰高等学校 木更津校
茨城県立那珂湊高等学校
茨城県立水戸特別支援学校
Yume School 川崎
栃木県立日光明峰高等学校
日々輝学園高等学校 宇都宮キャンパス
屋久島おおぞら高等学校 KTCおおぞら高等学院 東京秋葉原キャンパス
千葉県立柏の葉高等学校
群馬県立高崎工業高等学校
あずさ第一高等学校 野田本校
鹿島学園高等学校 拝島キャンパス
鹿島学園高等学校 日暮里キャンパス
鹿島学園高等学校 池袋キャンパス
霞ケ浦高等学校
鹿島学園高等学校 日暮里キャンパス
鹿島山北高等学校 横浜磯子学習センター
飛鳥未来きずな高等学校 立川キャンパス
明聖高等学校 中野キャンパス
日々輝学園高等学校 さいたまキャンパス
正則学園高等学校
松本国際高等学校 東京校
練馬工業高等学校
野田鎌田学園横浜高等専修学校
クラーク記念国際高等学校 横浜青葉キャンパス
第一学院高等学校 横浜校
淑徳巣鴨中学高等学校
共栄学園中学高等学校
東京都立町田工業高等学校
日本工業大学駒場高等学校
東京文理学院高等部
松陰高等学校 浦安学習センター
成美学園 蘇我校
星槎学園高等部 大宮
KTCおおぞら高等学校 川越キャンパス
群馬常磐学園 常磐高等学校
浦和学院高等学校
志学会高等学校
わせがく高等学校 太田キャンパス
わせがく高等学校 前橋キャンパス
TBC学院 小山校
KTCおおぞら高等学院 宇都宮キャンパス
わせがく高等学校 水戸キャンパス
わせがく高等学校 古河キャンパス
茨城県立常陸大宮高等学校
横浜栄高等学校
横浜高等学校
飛鳥未来高等学校 横浜キャンパス
屋久島おおぞら高等学校
KTCおおぞら高等学院 立川キャンパス
六郷工科高等学校
日本航空高等学校 東京目黒サテライト
日本航空高等学校 東京目黒サテライト
中央大学高等学校 後楽園キャンパス
成立学園高等学校
クラーク記念国際高等学校 CLARK NEXT Tokyo
クラーク記念国際高等学校
秋葉原ITキャンパス
水戸啓明高等学校

北信越

 北信越エリアでは以下の学校がNASEF JAPANに加盟しています。

松本工業高等学校
WILL BE 高等学院
松本県ヶ丘高等学校
国立長野工業高等専門学校
仁愛女子高等学校
青池学園高等学校
日本航空高等学校 石川
学校法人金城学園 遊学館高等学校
荒井学園新川高等学校
精華学園高等学校 新潟中央校
日本航空高等学校
寺子屋高等学院佐久岩村田キャンパス(鹿島学園提携コース)
開志学園高等学校
福井工業高等学校
長野県松本工業高等学校

東海

 東海エリアでも多数の学校がNASEF JAPANに加盟しています。

星槎国際高等学校 浜松学習センター
松本国際高等学校 松本校
星槎国際高等学校 名古屋学習センター
浜松学芸中学校・高等学校
名古屋経済大学市邨高等学校
山本学園情報文化専門学校 高等課程
愛知県立半田工科高等学校
松本国際高等学校 名古屋校
静清高等学校
クラーク記念国際高等学校 静岡キャンパス
静岡県立浜松湖北高等学校
加藤学園高校
飛龍高等学校
こころ未来高等学校 想論館学園
さくら国際高等学校 岐阜東濃キャンパス
岐阜県立可児工業高等学校
中京高等学校
中京大学附属中京高等学校
大成高等学校
愛知県立小牧工科高等学校

近畿

 近畿エリアでは以下の学校がNASEF JAPANに加盟しています。

福知山淑徳高等学校
KTCおおぞら高等学校 梅田キャンパス
大阪府立鳳高等学校
奈良育英高等学校
奈良県立二階堂高等学校
鹿島学園高等学校 神戸自由学院
鹿島学園高等学校 KG高等学院 兵庫北はりまキャンパス
太成学院大学高等学校
大阪eゲームズ高等学院
クラーク高等学院 大阪梅田校
大阪スクールオブミュージック高等専修学校
早稲田摂陵高等学校
KTCおおぞら高等学院 大阪東キャンパス
大阪情報コンピュータ高等専修学校
英風女子高等専修学校
羽衣学園高等学校
大阪府立藤井寺高等学校
京都共栄学園高等学校
KTCおおぞら高等学院 京都キャンパス
京都聖カタリナ高等学校
滋賀県立八幡工業高等学校
KTCおおぞら高等学院 滋賀キャンパス
和歌山県立星林高等学校
長田商業高等学校
星槎国際高等学校 大阪学習センター
英風高等学校
洛陽総合高等学校
京都両洋高等学校
国際情報高等学校

中国

 中国エリアでNASEF JAPANに加盟しているのは以下の学校です。

広島商業高等学校
並木学院高等学校
並木学院福山高等学校
岡山理科大学付属高等学校
島根県立吉賀高等学校
KTCおおぞら高等学校 岡山キャンパス
尾道高等学校
聖光高等学校
如水館高等学校
KTCおおぞら高等学院 広島キャンパス
英数学館高等学校
東林館高等学校 倉敷東林館
松陰高等学校 松江学習センターこころの宝石箱
島根県立情報科学高等学校
立修館高等専修学校
呉港高等学校
呉工業高等学校
関西高等学校
おかやま山陽高等学校
岡山県共生高等学校
立正大学淞南高等学校
中央高等学園専修学校

四国

 四国エリアでは以下の学校がNASEF JAPANに加盟しています。

朝日ヶ丘高等学園
高知県立城山高等学校
弓削商船高等専門学校
松山学院高等学校
龍昇経理情報専門学校
阿南工業高等専門学校

九州・沖縄

 九州・沖縄エリアでも以下のように多数の学校がNASEF JAPANに加盟しています。

府内高等学校
第一薬科大学付属高等学校
神村学園高等部 熊本学習センター
KTCおおぞら高等学院 小倉キャンパス
角川ドワンゴ学園N高等学校
八重山特別支援学校
沖縄県立中部農林高等学校 定時制
鹿児島情報高等学校
神村学園高等部 宮崎学習センター
セレンディップ高等学校
宮崎第一高校
精華学園高等学校 大分校
熊本市立千原台高等学校
熊本県立熊本西高等学校
熊本国府高等学校
一ツ葉高校 熊本キャンパス
こころ未来高等学校
佐賀学園高等学校
佐賀県立唐津南高等学校
福岡市立福翔高等学校
福岡県立朝倉光陽高等学校
福岡第一高等学校
豊国学園高等学校
KBC高等学院 未来高等学校沖縄学習センター
日本文理大学附属高等学校
鹿屋工業高等学校
屋久島おおぞら高等学校
KTCおおぞら高等学院 福岡キャンパス
八女工業高等学校

全日制高校・定時制高校・通信制高校の違い

 この記事ではeスポーツの学習や部活動ができる全日制高校、定時制高校、通信制高校を紹介してきました。とはいえ、全日制高校、定時制高校、通信制高校という名称を聞いたことはあっても、「正確な違いは判らない」という人も少なくないでしょう。

 上記3種類の違いは学校教育法で定められており 、3種類とも高校卒業資格を得ることができます。しかし、学習制度や学習方法などには違いがあるため、以下の項目で、全日制高校、定時制高校、通信制高校の違いを分かりやすくまとめていきます。

全日制高校

授業を受ける学生のイメージ


 学校教育法第54条には、「高等学校には、全日制の課程又は定時制の課程のほか、通信制の課程を置くことができる」 という記載があります。

 また、文部科学省が発行している「高等学校制度の概要」には、全日制高校は「通常の時間帯において授業を行う課程」 と定義されています。「通常の時間帯」という表現はわかりにくいですが、朝から授業が始まって、祭日や学校が定める休み以外は週5日間通学し、1日に5~8時間の授業を受けます。

 入学にあたっては公立なら5科目、私立なら3科目の試験があります。入学する時期は4月であることが多く、学習制度は学年制でまとめられています。教師が行う授業を集団で受け、3年間の課程を修了して卒業することになります。

 文部科学省が発行した「高等学校通信教育の現状について」によれば、令和2年5月の段階で、全日制の高等学校で学ぶ生徒の割合は、全日制が91.3%と報告されており 、生徒の大多数であることがわかります。

定時制高校

本を読んで勉強する男子学生


 定時制高校は、文部科学省が発行している「高等学校制度の概要」内で、「夜間その他特別の時間又は時期において授業を行う課程」と定義されています。具体的には夕方から授業が始まることが多く、1日に4時間程度の授業を受けることが一般的です。

 入学試験は国語・英語・数学の3科目が多く、面接が行われるケースもあります。入学時期は4月が多く、全日制と同様に、3年間の教育課程を経ることで高校卒業資格を獲得できます。学習制度は全日制と同じ学年制で、教師が行う講義を集団で受ける授業形式も全日制と同様です。

 定時制高校ができたのは1948年ですから、すでに70年以上の歴史があります。当時は、中学卒業後に働く子どもが多かったため、全日制の高校に行くことができないものの、さらに学習したい、高校卒業資格を取りたい、といった人の受け皿として設立されたのが始まりです。このような背景から、日中は仕事をして、夕方から定時制高校に行くケースが一般的でした。

 とはいえ、定時制高校がすべて夕方以降だけに授業を行っているわけではなく、9時から13時まで、13時から17時まで、17時から21時までといった3部制で授業を行うところもあります。また、定時制高校には法律の取り決めによって給食がある点が全日制と大きく異なる点です。

 文部科学省が発行した「高等学校通信教育の現状について」によれば、2020年5月の段階で、定時制の高等学校で学ぶ生徒の割合は全体の2.4%とあります。通信制で学ぶ人より少ないことがわかっています。

通信制高校

パソコンを見て勉強する女性


 通信制高校は文部科学省が発行している「高等学校制度の概要」に「通信による教育を行う課程」 と記載されています。全日制や定時制の高校では、学校に行って集団で授業を受けますが、通信制の場合、スクリーニングと呼ばれる課程以外は通学する必要がありません。そのため傷病などの理由で通学しにくい人も学習でき、高校卒業資格も取得できます。

 とはいえ、通信制高校を利用していてもある程度は通学したいというニーズもあります。中には、週に1日だけ登校したり、週3日半日登校したり、と時間を自由に組み立てられる学校もあります。

 学習のスタイルとしては、以前は教材を郵送でやり取りするスタイルが主流でしたが、現在はインターネットを介して学習を進めることができます。

 入学試験は書類選考がほとんどで、筆記試験を行う学校は少数派です。書類や面接、作文で学力や意欲を確認されますが、筆記試験の結果が大きい全日制よりハードルは低くなっています。

 入学時期は4月と10月が多いですが、時期を問わず入学できる学校も存在します。また、かかる費用が全日制や定時制よりも安いことも通信制高校に通うメリットの一つです。

 さらに、学校によっては専門分野について学べるところもあり、その中にeスポーツを含む場合もあります。全日制や定時制より学習時間の設定が自由なので、専門分野の学習を積極的に取り入れられる点も通信制高校ならではの強みです。

まとめ

ヘッドセットを付けてパソコンを操作する女子学生


 授業や課外活動としてeスポーツに触れることができる高校についてご紹介しました。eスポーツを授業内容に取り入れている高校はほとんどが通信制高校ですが、部活動などの形であればeスポーツに打ち込める全日制高校・定時制高校も存在します。

 近年は高校生対象のeスポーツ大会が増え、多くの大会で優秀な成績をあげている”eスポーツ強豪校”も生まれ始めています。プロを目指してeスポーツに本格的に取り組める高校を探している方は、各大会への参加状況や実績にも注目してみてください。

 また、eスポーツ教育に注力している高校であっても、高等学校に通う以上は高校卒業資格をとるための一般的な勉強も欠かせません。eスポーツだけでなく幅広い視野を持って、自分はどのような高校生活を過ごしたいか、高校卒業後はどのような道へ進んでいきたいかを考え、ぴったりな高校を見つけましょう。

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