埼玉県の県民総合スポーツ大会埼玉県実行委員会は3月27日～29日まで、さいたま市で「埼玉eスポーツキャンプ2025」を実施する。企画・運営はGLOEが担当。「VALORANT」でプロ選手として活躍していたadeさん、TORANECOさん、Flaxさん、Retloffさんが来場し、キャンプに参加する高校生と練習やチームトーナメントを行う。

　埼玉eスポーツキャンプ2025は、24年3月に埼玉県が初めて開催した二泊三日のトレーニングキャンプイベントの第2弾。大宮駅周辺のeスポーツ施設「eSPORTS CAFE AIM 大宮店」「e-WORLD 大宮」に設置された、プロと同様のゲーミング環境で実施する。トーナメントは大宮ソニックシティで開催する。

　募集定員は30人で、募集期間は3月11日23時59分まで。対象は高校1～3年生。ライアットゲームズのサービス規約を順守することが前提で、保護者の同意書とRiot IDが必要となる。二泊三日の宿泊プラン（3万9800円）と、宿泊なしの通いプラン（1万9800円）の2パターンを用意。食事は埼玉県内の食材を生かしたオリジナルメニューを提供する。

　コーチとして参加するadeさんは、「こういった活動は、韓国ではかなり前から取り組まれており、その結果が『eスポーツといえば韓国』という形になっていると思います。もちろんネットカフェでPCに触れる機会が多いという文化もありますが、最近、EWC（Esports World Cup）という世界中からプレイヤーが集まるeスポーツの祭典も始まり、熱気が高まっている中で、若い世代にプロシーンで培ったノウハウを受け継ぐということはとても大切だと思います。私はその手助けができればと考えております」とコメント。

　続けて、「競技シーンを目指している学生の皆さん、大事なことは謙虚に誠実に練習することです。どれだけプレーが素晴らしくても人格に優れていない人はチームに誘われません。チームに誘われないということは成長速度を自ら遅くしています。謙虚に誠実に練習することで、いろいろな人から興味を持たれ、『このプレイヤーは上手いし性格も良さそう、誘ってみよう』となるのです。常に謙虚に誠実に練習していきましょう」とアドバイスする。

　TORANECOさんは、「オフラインのVALORANTはチームメイトと横並びになるので、オンラインにはないコミュニケーションやフィードバックがあります。まずはそこを感じてもらうのが第一。プレー面では、キャンプ後も見据えて長期的な改善点を伝えながら、すぐに実感できることもコーチングしていきます。また、同じくらいのモチベーションの人に出会う機会になりますし、eスポーツについてもっとよく知る機会にもなると思います」と紹介する。

　Retloffさんは、「昨年のキャンプを通じて、短期間でも適切な指導があれば大きく成長できることを実感しました。今年はさらに個々の強みを伸ばし、弱点を克服できるよう、実践的な指導を重視してサポートしていきます」と意気込み、「知識を学ぶだけでなく、アウトプットの機会を多く設け、『なぜこの動きが強いのか』実践しながら知ってもらうことを大切にしています。このキャンプでは、普段のゲーム体験では得られない多くの学びと成長の機会があります。この体験を機に本気でVALORANTに打ち込むことの楽しさを知ってください。絶対に後悔はさせません！」とコメントする。

　Flaxさんは、「競技シーンで活躍できるプレイヤーと、そうでないプレイヤーの決定的な差は行動できるか、そして継続できるかどうかです。上達するためにチームに入る、イベントに参加するなど、自身の養分になりうる体験には積極的に行動するべきだと伝えたいです」と呼びかけた。

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外部リンク

埼玉eスポーツキャンプ2025
https://saitama.gloe.jp/