大会レポート
2023.09.06
「スプラトゥーン甲子園2023」近畿大会、バリエーション豊かなチーム名の対決の行方は?
- 大会/イベント
「スプラトゥーン甲子園2023」の近畿大会が8/26~27に開催されました。小学生チーム部門から2チーム、一般チーム部門から2チームが全国大会のキップを手にします。当日の様子はNintendo公式チャンネルで配信されました。
アナウンサーの田口尚平さんと原田修佑さんが実況を担当。フリーアナウンサーの高木由梨奈さんとNMB48チームBIIの桜田彩叶さんが進行を担当しました。またイカ研究員助手1号さん、イカ研究員助手3号さん、世界三大三代川さん、ライターのヴォニラ近藤さん、西本さんが解説を担当しました。
予選から準々決勝まではナワバリバトル1本勝負。準決勝と決勝は2本先取で試合が行われました。それぞれの部門の、DAY1とDAY2の優勝チームが全国大会に進みます。
DAY1 小学生チーム部門
準々決勝はA~Hブロックまでの各予選を勝ち抜いた8チームが参戦。1日のうちに全部で4試合が行われました。勢いのまま勝ち抜いてきたチームや接戦を重ねて準決勝に進んできたチームの戦いはいずれも手に汗握るものです。
準決勝第1試合はめろんチーム対今朝の卵焼きチーム。今朝の卵焼きチームの防御にめろんチームがどう戦っていくかが鍵となる試合。接戦でしたが、今朝の卵焼きチームの守りを破り1本先取しました。そしてそのままの勢いで2本目も勝利し、めろんチームが決勝進出を果たしました。
準決勝第2試合は新バンカラクラスチーム対ウミガメチーム。中盤までは新バンカラクラスチームの優位で進んでいましたが、最後に追い上げをみせたウミガメチームが1本先取しました。2戦目は小学生チームでは珍しい武器の持ち替えがある中、新バンカラクラスチームが怒涛の塗りをみせ勝負は3戦目にもつれこみました。
塗りが得意な新バンカラクラスチームとポジション取りが得意なウミガメチームのどちらが勝ってもおかしくない3戦目。先が見えない戦いのなか、新バンカラクラスチームを次々と撃破したウミガメチームが、決勝に進みました。
決勝はめろんチーム対ウミガメチーム。ウミガメチームはめろんチームの作戦に振り回され、1本落とします。2本目はめろんチームに対抗したものの、めろんチームは勢いに乗り続け、2本とも圧勝。圧倒的な実力で全国大会に出場する権利を手にしました。
優勝しためろんチームリーダーはインタビューで「練習の成果が出せてよかったです」と喜びました。まさに練習の積み重ねと、作戦で勝ち取った優勝でした。
DAY2 小学生チーム部門
小学生チーム部門の準々決勝は個性豊かなチームが揃い、ほかのチームがあまり使っていない武器を選択している選手がたくさんいました。準決勝第1試合はミックスフルーツチーム対アイスクリームは抹茶派チーム。チーム名デザート対決となりました。
親御さんの応援が会場に響きわたるなかで試合が開始されました。アイスクリームは抹茶派チームは準々決勝では、ダイナモローラー、ハイドラント、LACT-450、ヴァリアブルローラーと重めの編成でしたが、準決勝1試合目はスパッタリーヒュー、クーゲルシュライパー、デュアルスイーパーカスタム、ヴァリアブルローラーと、編成をかなり変えての勝負です。
1本目はアイスクリームは抹茶派チームは的確に相手を撃ち抜いていくプレーで着実に攻めます。終盤、ミックスフルーツチームが反撃に出ましたが、アイスクリームは抹茶派チームが相手の猛攻を退けて1本先取しました。
2本目は両チーム初のナンプラー遺跡で行われ、中盤まではアイスクリームは抹茶派チームが優勢で進みます。終盤ミックスフルーツチームが隙をついて相手のフォーメーションを崩して1本勝ち取り、状況はイーブンになります。
3戦目どちらが勝ってもおかしくない状況のなか、アイスクリームは抹茶派チームがかなりのリードを獲得。そのまま押し切るかと思われましたが、ラスト1分でミックスフルーツチームが追い上げを見せ逆転。決勝に進出しました。
準決勝第2試合はたこきっしゅチーム対おすし4人前チーム。おすし4人前チームが序盤から暴れまわります。中盤たこきっしゅチームが高台から相手を撃ち抜き対抗しましたが、おすし4人前チームの勢いは止まらず1本先取。2本目は2日目では珍しくザトウマーケットが選出。おすし4人前チームの得意なフィールドでの勝負となり、嬉しそうななか試合がスタートしました。
高い連携力を発揮したのはやはりおすし4人前チーム。圧倒的な力の差を見せつけ、危なげなく決勝へ進みました。
小学生チーム部門の決勝はミックスフルーツチーム対おすし4人前チーム。デザート対主食対決、そしてユニフォーム藍染対決となりました。準決勝を大逆転で勝利して、勢いに乗るミックスフルーツチームと、終始相手を圧倒して勝ち上がってきた、おすし4人前チームの戦いです。
決勝戦で注目を集めたのは、おすし4人前チームのたけのこ選手が見せた華麗なプレー。会場が歓声に包まれました。試合は連携プレーで圧巻したおすし4人前チームが2本先取し、見事に優勝を掴み取りました。
優勝したおすし4人前チームリーダーのたけのこ選手はインタビューで「3回戦からずっと変わらず攻められることなく勝ち上がれました。優勝できて嬉しいです」と振り返り、優勝を噛み締めていました。
DAY1 一般チーム部門
一般チーム部門には、大会の常連者やコスプレで登場した人など個性豊かなチームが多数参加しました。
準決勝第1試合はTearRain対晩夏ラプラス。TearRainチームは準々決勝から続き3回連続でザトウマーケットでの試合となり、手の内がバレている心配がありましたが、リーダーののりしお選手が前線を維持し続けて1本先取。2戦目はナンプラ遺跡での試合では、のりしお選手が試合前に見せたニコニコの笑顔の通り、晩夏ラプラスチームを圧倒したTearRainチームが決勝に進みました。
準決勝第2試合はめあメンチーム対すーぱーさかなぶらざーずチームです。序盤からめあメンチームが中央エリアをキープし続け、終盤にすーぱーさかなぶらざーずチームが一時追い上げましたが、めあメンチームがリードを許さず勝ち切り1本先取。
2本目は、ステージがやがら市場に決定した瞬間、すーぱーさかなぶらざーずチームのリーダーミミさんが笑顔に。試合もめあメンチームがしっかりと相手を狙い倒してエリアを塗りつぶしていき、決勝への切符を手にしました。
決勝はTearRainチーム対めあメンチーム。1本目は途中までゆるやかに進んでいきましたが、終盤にさしかかると怒涛の塗りラッシュをみせ、TearRainチームが1本先取し、優勝へ1歩近づきました。2本目はTearRainチームの優勢で進みました。残り30秒でめあめんチームがようやく反撃に出ることができましたが、波に乗り続けたTaerRainチームが優勝を手にしました。
優勝したTearRainチームメンバーのともりあ選手はインタビューで「ニヤケが止まらないです!!」と答え、優勝の喜びを隠しきれない様子でした。
DAY2 一般チーム部門
DAY2 一般チーム部門準決勝第1試合は、たこやきファイターズチーム対叛逆の狼煙チーム。たこやきファイターズチームが一歩リードし、逆転のチャンスを狙う叛逆の狼煙チームを抑えて1本先取。2戦目はたこやきファイターズチームが中盤までリードしていましたが、叛逆の狼煙チームが名前の通りの逆転を見せ、白熱の戦いとなりました。最後は粘り強く戦い続けたたこやきファイターズチームが勝利し、決勝へ進みました。
第2試合はぷくぷく潜伏チーム対えぬえぬらんどチームです。ぷくぷく潜伏チームは冷静にチームプレーで攻めて相手を追い詰めます。るえぬえぬらんどチームも負けじと追い返そうとしましたが、ぷくぷく潜伏チームが粘り強く1本先取しました。
2戦目はお互いに撃破を狙ってぶつかり合う熱い試合に。途中大会当日お誕生日のえぬえぬらんどチームのあっくん選手が大活躍し、そのままの勢いで1本とりました。両チーム絶対に負けられない3戦目。中央をぷくぷく潜伏チームが占拠し、えぬえぬらんどチームが攻め入る展開に。一進一退の攻防が続くなか、守り抜いたぷくぷく潜伏チームが決勝に進みました。
試合後はえぬえぬらんどチームのあっくん選手がぷくぷく潜伏チームのUR選手にタスキを渡しました。UR選手は「俺が主役だー!!!」と大きな声で叫びました。
決勝はたこやきファイターズチーム対ぷくぷく潜伏チーム。1戦目は両チーム初のヤガラ市場での対戦となりました。中央を巡る激しい主導権争いが勃発し、1秒も見逃せない試合が続くなか、一歩リードしたぷくぷく潜伏チームが1本を先取しました。2戦目はたこやきファイターズが有利に試合を運んでいましたが、ラスト30秒でぷくぷく潜伏が反転攻勢。一気に攻め上がり優勝を手にしました。
優勝したぷくぷく潜伏チームメンバーのURさんはインタビューで「公式大会初めてなんですけど、主役として頑張れたんじゃないかと思います!」とコメントしました。
これにて近畿大会は終了。秋に開催される「スプラトゥーン甲子園2023」の全国オンライン大会でも熱い試合が見れることでしょう。(eスポーツジャーナリスト・小川)
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外部リンク
スプラトゥーン甲子園2023
https://www.nintendo.co.jp/splatoon/koshien2023/index.html

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