大会レポート

2024.03.25

マイナビeカレ2024大学対抗部門決勝大会!Apexの大学生最強チームはどこだ!?大会の模様をレポート!

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 マイナビは3月24日に全国の学生を対象としたeスポーツ大会「マイナビeカレ~esports全国大学選手権~」大学対抗部門の決勝大会を東京・恵比寿のEBiS303で開催しました。種目はApex Legends。エントリーしたのは全部で133校。決勝大会に進んだ20校の中で頂点に立つのはどの大学なのか。実況は元テレビ東京アナウンサー田口尚平さん、解説はAleluさん、ゲストは西村歩乃果さんです。

マイナビeカレ決勝大会が開幕
実況解説、ゲスト陣

優勝賞金は100万円!5試合の撃破ポイントと順位ポイントで競うポイントマッチ

 マイナビeカレは優勝賞金100万円のほか、ゲーミングノートPCなどが賞品として贈られる豪華賞品つきの学生大会。

 決勝大会には20校が進出。試合形式は全5試合で競うポイントマッチで、各試合の順位に応じて得られるポイントと撃破ポイントの合計で優勝校を決定します。対戦マップはワールズエッジです。

 今大会の特徴はそれでだけではありません。各チームにはプロ選手やストリーマーなど「アンバサダー」がついており、アドバイスなどコーチ的な役割をしています。彼らと選手たちの化学反応にも注目です。

20人のプロ選手やストリーマーが
アンバサダーとして参加

マッチ1~2 前半は順位が目まぐるしく入れ替わる展開

 マッチ1は明治大学「MeC」が勝利。加えて頭一つ抜けて11撃破を稼ぐなど、序盤から周りを突き放す展開となりました。順位ポイントも加えると23ポイントと二位の東京通信大学と10ポイント差を付けます。

 マッチ2でも明治大学は位置取りが良かったものの最終ラウンド目前で全滅。最後には北見工業大学「medKIT」と早稲田大学「シャチピーうどん」の3on3となり北見工業大学が2ラウンド目を勝ち取りました。

 Aleluさんは「広くポジションを守ることによって結果的にチャンピオンになれたかなと。最後の打ち合いでは、早稲田のkyqtapy選手のレジェンド、コースティックのウルトの毒ガスに対して、ホライゾンのぼっち選手がスキル『グラビティリフト』で対応し、ダメージを防ぐなど上手く立ち回りましたね」と分析。

早稲田VS北見工業のシーン 
上空に移動してスリップダメージを
しのいでいた


 撃破数では15と北海道大学「Time is Money」が積極的な攻撃を見せてダントツとなりました。北大アンバサダーのすでたきさんは「安地に入ってくる相手を狙うといいよとアドバイスしたところ上手くハマりました」と振り返りました。

 マッチ2まで終了し、北見工業大学がポイントランキングトップに。明治大学は3位に後退します。Aleluさんは「まだ他のチームも十分取り返せるので、焦る状況ではありません。引き続き自分たちのプレーをしていってほしいですね」とコメントしました。

前半終了までのポイントリザルト

マッチ3~4 東大、広島工業大が急浮上 まだまだ分からない展開に

 マッチ3は、最終ラウンドまでに2位3位の上位チームが全滅するという展開に。最後はランキング1位の北見工業と最下位となっていた東京大学「U21」、そして新潟大学の三つ巴に。北見工業がグラビティリフトで東大、新潟大に対し上から仕掛けるところから口火が切られました。しかし東大が両者の攻撃に上手く対応し、マッチ3を勝ち取りました。田口さんも「やっとエンジンがかかってきたのか東京大学!」と叫んでしまうほど。総合ランキングでも一気に5位に浮上しました。

安地が狭まる中、冷静に対処した東大が勝利


 マッチ4では、序盤から激しい打ち合いが展開。ポイントランキング2位につけている明治大、トップの北見工業大が早々と全滅してしまうなど、波乱が巻き起こります。このマッチで目覚ましい活躍を見せたのは、広島工業大学「トムとたぬきとkty」。終盤では残った慶應義塾大学、関西学院大学の2校が打ち合いで消耗したところを高所から奇襲し勝利を手にしました。

他校が撃ち合うなか、
広島工業大は左上の高所から
様子をうかがっていた


 マッチ勝利はなりませんでしたが、攻めの姿勢を見せたのは崇城大学「就活前の本気」。このマッチで12撃破を重ねるなど躍進しました。

 総合ランキングでは広島工業大が2位となり1位の北見工業大と2ポイント差に。Aleluさんは「チャンピオンを取るか、撃破数を重ねれば、上位10ぐらいまでは優勝の可能性がありそうです。意外とポイント差ないですね。最終戦はさらに打ち合いが激しくなりそうですね」と最終戦での各チームの競争が激しくなることを予感させました。

マッチ4までのリザルト

最終マッチ どこが優勝してもおかしくない!優勝はどの大学に!?

 泣いても笑ってもこれが最終マッチ。まずはトップを走る北見工業大が早々に脱落。さらに「シャチピーうどん」「田中田中」の早稲田同士の対決も勃発、そのほかのチームも一部メンバーを欠くなど、情勢が目まぐるしく変化します。終盤で優位に立ったのは唯一3人揃っている広島工業大。残る東大は2人、明治大は1人。見事に人数有利を活用して勝利したのは広島工業大学「トムとたぬきとkty」、後半2連続チャンピオンを勝ち取り逆転優勝を決めました。

右上から攻めるのは広島工業大の3人、
その下に東京大学の2人、
左側の明治大ozu081選手も
単騎ながら最後まで粘りを見せた


 Aleluさんは大会を振り返り「競技シーンも見ていますけど、大学生たちはレベル高いです。ぜひプロでも活躍してほしいなと思う人もいましたし、それがなくても今大会の経験を今後に生かしてほしいですね」と選手たちにエールを送りました。

 西村さんも「みなさんレベルが高くて見ていて面白かったです。下位チームが逆転優勝を決めるなんて、最後まで展開が読めませんでした」とコメントしました。

広島工業大のアンバサダーを務めたでっぷさんも「いうことないですね。勝ち方が完璧すぎて文句なしの優勝ですよ!応援配信やってたんですけど、今みんなも盛り上がってます。チャンピオンを取りに行くために、目の前の戦いに我慢して手を出さなかったというのが一番すばらしかったです」と優勝を選手らと喜びました。

最終ポイントリザルト
撃破数と合計ダメージのランキング最終結果。
両者共に東大の
Toxic_COMETdator選手がトップに

広島工業大学「トムとたぬきとkty」が優勝!

左からkty選手、tanukiking選手、muneyuu選手


 優勝した広島工業大学の「トムとたぬきとkty」は、同大学の「eスポーツ愛好会」というサークルで結成されたチームだそうです。kty選手が3年生、tanukiking選手が2年生、muneyuu選手が1年生と全員が違う学年でインゲームリーダーはなんと1年生のmuneyuu選手とのこと。以下彼らのコメントです。

tanukiking選手 ほんと何も言えないです。本当に二人にキャリーしてもらいっぱなしで。感無量ですね。(チームメイトは)神です。いなきゃ勝てなかったです。

kty選手 最高ですね。二回連続チャンピオン取れるとは思えなかったです。動きは良かったのであとは安地の場所次第でした。

muneyuu選手 最高です。後ろから声出してくれてかなり助かりました。自分もIGLとしてよく頑張ったなと思います。

 最後まで結果がわからず応援する側もドキドキの展開だったであろう今回のマイナビeカレ。この記事の次のパートでは広島工業大学「トムとたぬきとkty」の3人への優勝インタビューをさらに掘り下げ、大会の会場内の様子や観戦していた来場者たちの声もまとめてお届けします。

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外部リンク

マイナビeカレ 公式サイト
https://esports-college.jp/

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