テレビ東京と電通は8月11日、第6回となる高校対抗の全国eスポーツ大会「    STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2024」（STAGE:0）の「リーグ・オブ・レジェンド（LoL）部門」全国大会グランドファイナルを実施しました。会場は六本木グランドタワー1階の駅前広場。予選と全国大会セミファイナルを勝ち抜いてきた4チームが、全国No.1の座をかけて戦いました。

STAGE:0 2024 LoL部門 全国大会グランドファイナル

　当日、会場には大会アンバサダーの田中卓志（アンガールズ）さんをはじめ、スペシャルサポーターのアルコ＆ピース、ゲストにケイン・コスギさん、本望あやかさん、渡邉美穂さんが登場。司会進行はテレビ東京アナウンサーの古旗笑佳さん、実況はeyesさん、解説はRevolさんが務めます。

　グランドファイナルは準決勝からスタート。対戦カードは、準決勝第1試合がルネサンス高校（神奈川県）「がってぃんてぃんDX」 対 N高（沖縄県）「N1」、第2試合が八女工業（福岡県）「YTHS-A」 対 専修クラーク（北海道）「方向指定しか当たらない」です。

準決勝第1試合 ルネサンス「がってぃんてぃんDX」 対 N高「N1」

　準決勝第1試合は優勝候補のルネサンス「がってぃんてぃんDX」と、過去連覇したチームの精神を引き継いだN高「N1」の対戦です。

　ファーストブラッドは約9分のがってぃんてぃんDX。10分前半には積極的に撃破を狙い、息を合わせて動くようになります。がってぃんてぃんDXは個人の技量も高く、N1は押され気味です。視界確保の面でもがってぃんてぃんDXが優位に立ち、得意な戦略で攻めます。N1も対抗して視界を確保しますが、戦力差が大きく攻めあぐねます。最後、N1の敵陣の目の前で発生した集団戦で相手をせん滅し、そのままネクサスを破壊して決勝へ駒を勧めました。

準決勝第2試合 八女工業「YTHS-A」 対 専修クラーク「方向指定しか当たらない」

　方向指定しか当たらないが相手の撃破を狙って動き、開始3分30秒でファーストブラッドを獲得。続けて4分10秒までに2撃破、5分までに1撃破を重ね、開始5分で合計4撃破というスピードでゲームを進めます。ゴールドでも序盤にしては大きな差をつくり、チームを強化するとともに相手の強化を阻害。八女工業は相手が撃破狙いで動いている間にドラゴンを獲得します。

　八女工業は10分台、ついに反撃に出て相手を各個撃破し2撃破獲得。序盤はリードを許しましたが、徐々に追い上げます。約17分に八女工業が仕掛けた集団戦では、撃破が発生しない拮抗状態に。ただ、18分の集団戦では専修クラークが高い連携力で相手の動きを封じつつ攻めて勝利。撃破数は12対4と、一気に差を広げました。

　24分の集団戦では、八女工業が各個撃破を狙って仕掛けたものの、ダメージが足りず倒し切れずに相手のカバーが間に合ってしまいます。その後は専修クラークがカウンターで4撃破をとり、埋めがたい戦力差となります。そのままゲームは専修クラークのペースで進み、決勝戦への切符を手にしました。

決勝戦 専修クラーク「方向指定しか当たらない」 対 ルネサンス高校「がってぃんてぃんDX」

　決勝戦は、専修クラーク「方向指定しか当たらない」とルネサンス高校「がってぃんてぃんDX」の対戦です。先手を取ったのはルネサンス。3分30秒でファーストブラッドを取りました。カウンターで専修クラークがトップで撃破を取りますが、さらにそのカウンターでルネサンスが1撃破を獲得。素早いカバーで人数差を覆しました。

　ルネサンスは人数差を作って積極的に攻めますが、専修クラークは敏感に危険を察知して退避を続けます。前線を押しているのはルネサンスですが、11分台にミッドレーンで専修クラークから仕掛け、相手を撃破。前線を押し戻します。その間にルネサンスがドラゴンを2連続で獲得します。一方、トップレーンでは、ルネサンスのFuuta選手のモルデカイザーがs1do選手をウルトで捕まえますが、s1do選手が相手の動きを予測し攻撃を回避。ウルトの効果時間が切れた段階で専修クラークの増援が間に合い、Fuuta選手を返り討ちにしました。

　18分台には、ついに5対5の集団戦が発生。ルネサンスがリフトヘラルドを召喚してミッドレーンを攻めて開戦。ルネサンスは固まって動いていましたが、専修クラークは結果的に相手を囲むような陣形で迎え撃ち各個撃破。ルネサンス側にミスがあったような場面もありましたが、そのスキを逃さなかった専修クラークが勝利しました。これでゲームは若干専修クラーク寄りに傾きます。

　24分でもドラゴンを巡って集団戦が発生。今度は専修クラークが背後を衝く形になりましたが、ルネサンスはうまくかわしてカウンター。ドラゴンに加えてバロンナッシャーも獲得して再び主導権を握ります。ルネサンスが獲得すれば大きな強化効果になるドラゴンを巡る三度目の集団戦では、専修クラークがドラゴンに触ろうとした瞬間にルネサンスが強襲。一気に相手の体力を削りせん滅。そのまま攻め上がり、ルネサンス「がってぃんてぃんDX」が優勝に輝きました。

　ルネサンス「がってぃんてぃんDX」リーダーのEViのkayn JG選手は「めちゃくちゃ嬉しいです。相手が思ったより上手くて、あれ？ってシーンや自分たちのミスもありましたが、強かったです。1回目の集団戦でやられたのですが、そのあとしっかり修正案を話し合えたので勝てたんだと思います」とコメント。表彰式では、「トロフィーが結構重いです。LoLを3年間毎日やり続けて、ついに優勝なので、頑張ったなと思います」と喜びました。

　Fuuta選手は「最初にミスをしてしまって、その後もミスが続いたのですが、チームのおかげで勝つことができました。優勝はお母さんに伝えたいです」、Zeka選手は「厳しい戦いになってしまいました。でも勝ったときは本当に飛び跳ねそうな勢いで叫んでしまいました。もうなんとも言えないくらい嬉しいです」、Gatiyusi選手は「今も震えています。最後のシーンは手がじんじんしてやばかったです。めちゃめちゃ嬉しいです。親に伝えたいです」、The Stealer選手は「集団戦で負けたときは怖かったです。そこで泣きそうになってしまいました。勝ててよかったです。今日は焼肉か寿司を食べようかと思います」、リザーブのROY選手は「リザーブとしてこのチームの応援サポートできためちゃめちゃ嬉しいです」とそれぞれ話しました。

　優勝チームには5万ライアットポイントと好きなスキン、ゲーミングブランド「ガレリア」の特製デスクマット人数分と、ゲーミングノートPC「RL7C-R35-5N」、コカ・コーラのCoke ONドリンクチケット1年分とチャンピオンキャップ、優勝トロフィーが贈られました。

　画面では目立っていなくても、真意チームを支えた選手に贈られる「真のキャリー賞」は、専修クラーク高校のふぇありー選手でした。Revolさんは、「ふぇありー選手の声掛けがあったからこそ、ここまでくることができたと思うので、推しました」と讃えました。

　8月12日はフォートナイト ゼロビルド部門とVALORANT部門の全国大会グランドファイナルがあります。こちらも注目です！

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外部リンク

STAGE:0（ステージゼロ）｜全国高校対抗eスポーツ大会 公式サイト
https://stage0.jp/