大会レポート

2024.08.19

超満員の「スイカゲーム」初オフラインイベントをレポート! 初代“スイカ王”誕生

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 2023年10月頃からゲーム配信で火が付き、一気に人気タイトルとなったパズルゲーム『スイカゲーム』のリアルイベント「スイカゲーム 夏の大収穫祭」が、7月27日、ベルサール秋葉原にて行われました。

『スイカゲーム』初のオフラインイベント
「スイカゲーム 夏の大収穫祭」

スイカゲーム初のオフラインイベントは超満員

 イベントは、7月初めから行われてきたオンライン予選を勝ち抜いた8人が日本一を争う「スイカ王 No.1 決定戦」と、ストリーマーや芸能人の豪華ゲストが対戦する「スイカドリームマッチ ~推しと一緒に夢の対決!~」の2本立てです。

 会場にはスイカゲームが体験できるプレイアブルブースや『スイカゲーム』グッズが購入できる物販ブース、記念撮影ができるフォトスポットも用意されていました。

 会場はオープンエリアであったこともあり、超満員となるほどの盛況ぶり。入れ替え制とするも、待機列が途切れないほどでした。

スイカゲームとは

 『スイカゲーム』とは、画面上部にいるポッピィーと言う雲型のキャラクターを操作して、下にあるボックス内に果物を落下させていき、最終的にスイカを完成させることが目的のゲームです。

 果物は11種類あり、同じ果物同士が触れると一段階上の果物に進化します。例えば、もっとも小さい果物はさくらんぼで、さくらんぼが二つくっつくといちごに進化します。いちご同士だと、ぶどうにと順番に進化していき、デコポン、かき、りんご、なし、もも、パイナップル、メロン、スイカと進化していきます。スイカを二つくっつけるとスイカが消滅し、ほぼ初期状態から継続してプレーできるので、いかにダブルスイカを多く作れるか、が高得点への鍵となります。

 進化が後になるほどサイズも大きくなり、ボックスに収まりきらなくなっていきます。最終的にはボックスから果物がはみ出すと終了。その時点での得点を競い合って楽しみます。

 もともとシーリングライトとプロジェクターが融合したPopin Aladdinで使用できるゲームアプリとしてリリースされ、のちにNintendo Switch版のリリースとともに注目をされるようになりました。今ではモバイル版もリリースされています。

物販ブースはグッズが充実

 まずはイベント会場からチェック。プレイアブルエリアは、NintendoSwitch版と元祖であるAladdinX版の二つを用意しています。

会場では『スイカゲーム』を自由にプレーすることができた
Popin Aladdin版の元祖『スイカゲーム』もプレー可能


 その横ではゲーム画面の特大パネルの前で撮影できるフォトスポットを用意。誰でも参加できるので、道すがら撮影に参加して人も多かったようです。

フォトスポットで記念撮影


 会場入り口前には物販ブースを用意。ある意味、ここがメインと言えなくもないくらいのグッズの充実ぶりです。目玉商品はやはり9900円の特大スイカぬいぐるみではないでしょうか。本当に特大で、ぬいぐるみというよりはクッションと言った趣。例の人をダメにするソファ的な感じのものでした。早々に売り切れる商品もあり、盛況でした。

物販ブースは長蛇の列
物販商品一覧。注目商品は左上の特大ぬいぐるみ。
早いうちからキーホルダーなどは売り切れになっていました

大盛り上がりのステージイベント

 ステージイベントは、まずオンライン予選を突破した8人によるグループ予選から始まります。グループ予選は4人ずつ分かれたグループで、10分制限の試合を2試合行い、それぞれの最高得点の合計の上位2人ずつが決勝戦へと進出します。

 予選グループAからは中学1年生のレン選手、『スイカゲーム』の配信でお馴染みのストリーマーのねむゅ選手、同じくストリーマーで顔出しが初となるあると選手、司会を務めた沢口愛華さんも配信を観たことがあるというゆきとど選手の4人。グループBは、中学3年生のIsiruku選手、会場に応援うちわを持ったファンも駆けつけたアスペグ選手、中学3年生の~(チルダ)選手、そしてダブルスイカを過去に1600回達成した経験を持つひまじん選手の4人です。

 出場者の半分は配信を行っているストリーマーで、その半分が中学生と言う布陣。オンライン予選を勝ち抜いただけあり、どの選手もかなりの腕前です。決勝に進出したのは、グループAはレン選手とねむゅ選手、グループBはIsiruku選手と~(チルダ)選手でした。

 予選ではスイカが完成した数だけ、観戦者にリアルスイカがプレゼントされるのですが、なんと4試合で19個のスイカがプレゼントされました。4人が2ゲーム行っているので、ひとり1個以上のスイカを作ったことになります。ちなみに、レン選手、ねむゅ選手、Isiruku選手がダブルスイカを達成しています。

スイカが完成するごとに本物のスイカが来場者にプレゼント。
スタッフがスイカを持っているが、当選者は郵送にて送られる
ダブルスイカは完成と同時に一瞬にして消えてしまうので
撮影できなかったが、
左上の画面のレン選手が
4500ポイントを獲得しているのにもかかわらず、
スイカが画面にないので、
ダブルスイカを達成した後だと言うことがわかる


 予選終了後は、ゲストプレイヤーと事前抽選に当選した参加者によるスイカドリームマッチです。後藤真希さん、サワヤンさん、ゆんさん、クロちゃんをリーダーとする4チーム対抗戦で、まずはチームの総合得点で争われるミックススコアマッチが行われました。

ゲストで登場した後藤真希さん
同じくゲストのYouTuberのサワヤンのサワさん
サワさんと同じチームのヤンさん
スイカ王でもゲストとして登場していたクロちゃん
YouTuberのゆんさん


 ここでは、サワヤンチームが9980点の高得点で首位を獲得します。次にアタックモードによるゲスト対戦が行われ、勝者にポイントが加算されます。その二つの結果と事前応援投票のポイントを加算した総合得点によって、優勝チームが確定します。

ミックススコアマッチとゲスト対戦、
事前応援投票の合計得点で争われる


 アタックモードでは、後藤真希さんとサワヤンのサワさんを連勝で破ったゆんさんが大きくポイントを伸ばします。さらに応援投票で1位を獲得。ミックススコアマッチの3位から一気に追い上げ、ゆんチームが逆転で総合優勝となりました。

ミックススコアマッチ(350点)、ゲスト対戦(400点)、
事前応援投票(300点)の合計1050点でゆんチームの優勝となった
会場には、『スイカゲーム』の配信でダブルスイカを連発している
パズルゲームの神、あめみやたいよう選手も来ていた


 さて、いよいよスイカ王 No.1 決定戦です。まずは決勝戦に進出した4人で、10分間の最高得点を競います。上位2位までが最終ラウンドに進出するのですが、ここでねむゅ選手とIsiruku選手の2人が勝ち残ります。どちらも序盤から思ったような盤面を作れず、リトライを続けます。お互いに得点が伸び悩むなか、残り2分でねむゅ選手が3591点を稼ぎフィニッシュ。見事、初代スイカ王に輝きました。

優勝者に送られるスイカのトロフィー
最終ラウンドはIsiruku選手とねむゅ選手の対決に
優勝したねむゅ選手


 『スイカゲーム』は単純明快なゲームシステムから、老若男女問わずプレーされているゲームです。観戦に訪れていた人たちも、家族連れからカップル、お年寄りまで、さまざまな層の人たちが集まっていました。

 eスポーツのタイトルによっては、ゲームの内容をわかっていないと観戦しても楽しみきれない部分があるとは思いますが、さすがに単純明快な『スイカゲーム』はどの場面がすごいプレーなのかわかりやすく、スイカやダブルスイカが完成した時の盛り上がりは、eスポーツのトップシーンに負けずとも劣らないものとなっていました。

 『スイカゲーム』はハロウィン仕様としてスイカがカボチャになるバージョンもあるので、ハロウィンの時期にまた大会を開いてくれることを期待しています。(ライター・岡安 学)

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外部リンク

スイカゲーム
https://suikagame.jp/

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