大会レポート
2024.08.19
前回の優勝者も応援に登場! 「STAGE:0 」DAY1来場者インタビュー
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8月10日(土)から12日(月)にかけて開催された「Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2024」決勝トーナメントでは、全国から集まった高校生ゲーマーたちが熱戦を繰り広げました。観客席には家族や友人が駆け付け、熱い声援が飛び交うなか、選手たちは自らの技術と戦略を駆使して勝利を目指しました。
初日である8月10日(土)には、『クラッシュ・ロワイヤル』、『オーバーウォッチ2』の2タイトルの試合が行われました。今回の現地取材では、来場者の声をお届けします!
(取材・文/松永 華佳 編集/小川 翔太)
来場者にインタビュー
試合のインターバル中、来場者4組にインタビューしました。
前回の優勝者が後輩を応援に!
──本日の目的を教えてください。
Aさん 僕は、昨年の「STAGE:0」の『オーバーウォッチ2』部門の優勝者で、今日はN高等学校の後輩を応援しに来ました。彼らは普段から一生懸命練習しているので、きっと勝てると信じています。
Bさん 僕はN高生ではありませんが、同じチームの後輩が出場しているので応援に来ました。彼らの実力は間近で見てきているので、勝つチャンスは十分あると思っています。
──お二人はなぜeスポーツに取り組み始めたのでしょうか。
Aさん 幼稚園の頃からゲームが好きで、続けているうちに大会に出るようになりました。プロを目指しているわけではないですが、大会で勝つために練習を続けています。
Bさん 自分も幼稚園ぐらいの頃からずっと対戦ゲームなどをやっていて、負けず嫌いな性格ということもあり、ずっと練習を続けてきました。
eスポーツを始めてから、努力を続ける大切さに気づけるようになりました。ゲームの練習を通じて、日常の他のこと、例えば学校の勉強なども、地道にコツコツ取り組むことが重要だとわかるようになりました。
ホロライブ目当てで初のeスポーツ観戦
──本日の目的を教えてください。
Cさん ホロライブのクリアファイルを目当てにイベントに来ました。普段eスポーツになっているようなタイトルでは全く遊ばないので、どんなものか興味があったというのもあります。
──本日のイベントの感想を教えてください。
Cさん 試合のルールはよくわかりませんでしたが、若い世代の熱意に感心しました。eスポーツが有名だとは知っていましたが、もっと狭い世界だと思っていたので、これほど大規模なものだと知り、驚きました。
イベント全体を通じて、eスポーツが単なる遊びではなく、夢を追いかける真剣勝負の場であることを強く感じました。
家族揃って甥っ子の応援に!
──本日の目的を教えてください。
Dさん 熊谷高等学校に通っている甥っ子「ゆっきー」選手の応援です。彼がゲーム好きなのは知っていましたが、実力があることを知ったのは最近で、義理の姉から本大会に出場することを聞き、初めて観戦することにしました。
──本日のイベントの感想を教えてください。
Dさん 初めて試合を見たので、動きが速くて内容を完全に理解するのは難しかったものの、甥っ子がゲームが上手だということは十分に感じました。
──甥っ子さんがeスポーツに熱中されていることについてどう思いますか。
Dさん eスポーツに対して特にネガティブな印象はなく、彼が興味を持ってやり込むなら応援したいと思っています。ただ、家族で集まっている際に1人でゲームに没頭していることもあるので、のめり込みすぎていないかと心配になることもあります。学業に支障がない範囲で楽しんで頑張ってほしいですね。
今後のeスポーツの盛り上げ方を考えるために観戦
──本日の目的を教えてください。
Eさん 私はスポーツ団体で働いており、日本でeスポーツを広めるための政策提言を行っています。このイベントを参考にして、今後のeスポーツの盛り上げ方を考えるために観戦に来ました。
──本日のイベントの感想を教えてください。
Eさん こういったeスポーツの大会を見るのは今回が初めてでしたが、チーム戦のスタイルが非常に印象的でした。従来のゲームのイメージは一人で家にこもってやるものだったので、横に並んでチームで連携を取りながらプレーする姿は、自分達の世代にはなかった新しい形だと感じました。
──ちなみに、ご自身のお子さんがeスポーツのプロ選手になりたいと言ったらどう思いますか。
Eさん 本気で取り組むのであれば応援したいです。ただ、遊びの延長でプロになりたいという程度であれば、止めるかもしれません。やるからには本気度が大切だと思います。
ガチゲーマー3人のトークが絶妙だったDAY1
「STAGE:0」DAY1には、アンガールズ田中さん、狩野英孝さん、石田ニコルさんというガチゲーマー3人がゲストとして登場しました。トークセッションやゲーム中の解説や観戦アドバイスにはプレイヤーならではの視点が光り、観客の共感と笑いを誘っていました。
会場には選手の友人や家族など、関係者が多く来場しており、試合前には選手に声をかけたり、試合中も熱心に応援する姿が印象的でした。観客席からの応援が、選手たちのモチベーションをさらに高めていたのは間違いありません。
“勝って兜の緒を締める”
筆者が印象に残ったのは、『オーバーウォッチ2』部門で優勝したN高等学校「Telomere」のコメントです。
優勝の喜びを語ってくれるかと思いきや「試合の反省」や「今後の課題」を真剣に語り始めたのです。
アンガールズ田中さんも思わず「これが勝利コメントなの?」と笑いながらツッコミを入れ、会場は和やかに。勝利に満足せず、次を見据える姿勢が彼らの2連覇へと繋がったのでしょう。
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外部リンク
STAGE:0(ステージゼロ)|全国高校対抗eスポーツ大会 公式サイト
https://stage0.jp/