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2024.08.08

【STAGE:0 2024直前特集】歴代チャンピオンを振り返る(クラロワ編)

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 今回で6回目となる高校対抗の全国eスポーツ大会「Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2024」(STAGE:0)のグランドファイナルが、ついに8月10日から始まります。同大会は毎年多くの高校生がエントリーしており、参加者数は国内でも最大規模。お互いの青春をかけたアツい試合は観戦するだけでも楽しめますが、背景や歴史を知ればもっと面白くなるはず。今回の「STAGE:0 2024直前特集」では、「クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)」部門の歴代優勝チームと決勝戦を振り返ります。

STAGE:0 クワロワ部門の歴代王者たち

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 クラロワは1対1の競技です。今回は3人一組のチーム戦。最大8枚で構成されるデッキを使って対戦します。試合時間は3分間。その間、デッキから配られるカードを使って自陣のタワーと拠点を守りながら相手のタワーを攻めるゲームです。

 プレイヤーには一定時間で貯まる“エリクサー”と呼ばれるリソースがあります。カードにもそれぞれコストが設定されており、貯まったエリクサーを消費して使うことができます。使えばフィールドにユニットが現れ動き始めます。消費エリクサーが大きいほど能力も高いので、エリクサー残量が大きく動くタイミングが見どころです。

優勝校まとめ

 STAGE:0の初回から続くクラロワ部門の、歴代の優勝校と全国大会トーナメント表を振り返ります。

2019年大会 渋谷教育学園渋谷高等学校(東京都)「Intuition」

2019年優勝の渋谷教育学園渋谷高等学校(東京都)
「Intuition」


 初代のチャンピオンは渋谷教育学園渋谷高等学校(東京都)「Intuition」。洗練されたエリクサー管理やカードの采配で完ぺきな勝利を納めました。

2019年の全国大会トーナメント表

2020年大会 三田国際学園高等学校(東京都)「翠雲」

2020年優勝の三田国際学園高等学校(東京都)
「翠雲」


 2020年大会で優勝したのは、三田国際学園高等学校(東京都)「翠雲」です。決勝戦はN高校「Nexus」のエースすずか選手が中堅、翠雲のエースEntrance選手が先鋒で、エースの直接対決は回避。順当通りであれば、3本目の大将戦での決着と思われたが、三田国際学園のかんな選手が見事にすずか選手を打ち破り、優勝を果たしました。

 試合では、1本目をかんな選手が取り優勝に王手をかけると、2本目はすずか選手の防衛力が光り、タイブレークの末勝利しました。3本目はかんな選手がクロスボウデッキを使用。得意デッキのひとつでしたが、隠し球としてSTAGE:0の予選から封印していたデッキです。この作戦が功を奏したのか、すずか選手のわずかな隙をつき、クロスボウの大ダメージが決め手となりました。

2020年の全国大会トーナメント表


2020年大会の記事
STAGE:0『クラッシュ・ロワイヤル』部門、強豪破った三田国際学園

2021年大会 N高等学校(沖縄県)「Team おひさま」

2021年優勝のN高等学校(沖縄県)
「Team おひさま」


 徳山商工とN高の激しい戦いの末、見事に日本一を勝ち取ったのはN高等学校(沖縄県)「Team おひさま」でした。同高は「リーグ・オブ・レジェンド」部門で3連覇、「フォートナイト」も前回優勝しており、唯一クラロワでの優勝は達成していませんでした。そのため、クラロワの優勝は悲願と言えます。決勝戦は台風の目となった徳山商工でしたが、選手個々の実力差を発揮したN高校が初優勝を飾りました。

 その中で圧巻だったのが、決勝戦2試合目のRey選手対Legendたけもと選手の一戦です。Rey選手は、ペッカ、ロイヤルジャイアント、アースクエイク、ファルチェと言うこれまでにない組み合わせのデッキを投入。今大会で猛威を振るったゴーレムクローンデッキに対応しつつ、相手が得意な枯渇デッキにも対応するデッキを大会中に考案しました。それが見事に効果を発揮し、N高を優勝に導きました。

2021年の全国大会トーナメント表


2021年大会の記事
「STAGE:0」クラロワ部門でN高優勝! 3冠に大手

2022年大会 N高等学校(沖縄県)「最弱IMasters」

2022年優勝のN高等学校(沖縄県)
「最弱IMasters」


 決勝戦は同志社「京都饅頭リベン茶ーズ」vs 2連覇のかかったN高「最弱IMasters」。試合は3セット目までもつれ込みました。セット3の1戦目、「最弱IMasters」のRudy選手が相手のスキを突いてロイヤルホグを刺し、大ダメージ。同志社の京饅 ユウビビ選手はゴーレムを出しますが、Rudy選手は巨大スケルトンにミラーを使い、2枚体制で迎撃。そのまま守り切り、勝利しました。2戦目はRudy選手が相手のスキを突くホグライダーと、インフェルノタワーによるゴーレムの迎撃で堅実に試合を運び、見事に「最弱IMasters」に優勝をもたらしました。

2022年の全国大会トーナメント表


2022年大会の記事
STAGE:0 2022 クラロワ決勝! 330校の頂点に立つのは?

2023年大会 日本大学習志野高等学校(千葉県)「ゴブリソ三銃士」

2023年優勝の日本大学習志野高等学校(千葉県)
「ゴブリソ三銃士」


 決勝は、早稲田「チーム素敵」 VS 日大習志野「ゴブリソ三銃士」です。ゴブリソ三銃士のyubeshimaru選手、チーム素敵の素敵なうんます選手、両者共に高レートの選手を抱えた頂上対決。1戦目は素敵なるかさん選手(チーム素敵)VS yubeshimaru選手(ゴブリソ三銃士)。yubeshimaru選手は1ゲームを先取しところで、これまで使った迫撃砲デッキからカウンターデッキにスイッチ。2ゲーム目、バトル終了間際にアリーナタワーを破壊し見事勝利しました。

 2戦目は素敵なうんます選手(チーム素敵)VSゴブリソバレル選手(ゴブリソ三銃士)。ゴブリソバレル選手がキングタワーを狙うワンチャンスデッキで挑むも、うんます選手が2ゲームとも逃げ切り勝利。最終戦は、素敵なまりゅさん選手(チーム素敵)VSバトルドーム選手(ゴブリソ三銃士)。メガナイトなどで終始猛攻を受けるも、チャンスを見逃さずロイヤルジャイアント、ロイヤルゴーストを打ち込み見事勝利。優勝はゴブリソ三銃士に決まりました。

2023年の全国大会トーナメント表


2023年大会の記事
STAGE:0 2023グランドファイナル 二日目午前はクラロワ高校日本一決定戦!

2024年の全国大会は8月10日!

 2024年大会の全国大会グランドファイナルには、石狩翔陽高校(北海道)「20しょう」、福岡大大濠高校(福岡県)「限界突破はるてぃんぐ」、立命館宇治(京都府)「TTTNSquad」、春日井南高校(愛知県)「カレーインサイダー」の4校が進みました。

2024年の全国大会トーナメント表


 ほかの競技と異なり、クラロワは全日制高校が活躍する点が特徴。8月10日の対戦に注目です。

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外部リンク

STAGE:0(ステージゼロ)|全国高校対抗eスポーツ大会 公式サイト
https://stage0.jp/

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